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しょぼ過ぎ安っぽい過ぎる計画!両国公会堂跡地活用ブラン!旧公会堂建物活用を! [もうすぐ100年!史的建造物両国公会堂を守ろう!]

20140704-1.jpg[カメラ]建設後もうじき100年を迎える両国公会堂(本所公会堂)活用事業者募集がいつの間にかに「両国公会堂跡地活用」に変えられ歴史的な建物が壊すのが前提になってしまった感が否めません。

20140704-2.jpg[カメラ]これが6月25日企画総務委員会で明らかにされた両国公会堂跡地活用ブランで計画されている建物の完成予想図です。

現存する両国公会堂と今回出されたプランの完成予想図を見比べるとお解りだと思いますが、周辺の緑と日本庭園に調和せずに違和感すら感じるデザインで非常に安っぽくショボイ感じになる事にお気づきになられるのではないでしょうか。

これでは旧安田庭園の魅力を損なってしまいそうで、ある意味でがっかりさせられました。

20140704-3.jpg[カメラ]これは大正15年に建設された当時の本所公会堂ですが、洗練されたデザインと重厚感が素晴らしくこの建物を寄付された安田財閥の創業者の安田善次郎氏はこの公会堂と安田庭園を残す事を条件に当時の東京市に寄付しています。

20140704-4.jpg[カメラ]ほぼ上の写真と同じ角度から描かれた両国公会堂跡地活用ブランでは、そもそも此処の歴史も感じさせませんし、建物の作りも非常に安っぽく感じられます。

20140704-5.jpg[カメラ]双方の建物の大きさを比較してみますとこの様になり約1階分低くなった感じになります。

安易に取壊して新たな安っぽい建物を作るなら、ヨーロッパで行われる外壁だけは当時のまま残して内部の構造や配置を変えて新しくする工法を使うべきではないでしょうか。

両国公会堂跡地活用ブランでは、代々木にある刀剣博物館がこちらに移転するそうです。

刀剣博物館自体は大変良い博物館だと思いますが、武士の魂と言われた刀剣を扱う美術館が歴史的建築物を壊してまでこの様な安っぽい建物を江戸時代は大名屋敷の多かったこの地へ建てるのですからその見識を疑いたくなります。

金儲けが目的なら刀剣等扱って欲しくありませんし、刀工の歴史も時代の流れを経て変遷しておりますが、名刀は時代の流れを経ても大切に受け継がれ守られて来た事を忘れてはなりません。

両国公会堂を設計しら森山松之助氏は明治の建築家辰野金吾の基で修業をし、西洋の当時最新の近代建築技術を融合させた両国公会堂を作りました。

森山松之助の設計した建物は現在台湾の政府庁舎として大切に保存されておりますが、日本国内には現存するものはごく僅かで大変貴重なものです。

安田庭園も外国から来られたお客様に大変好評なのにショボイ真新しい建物を建てられてしまえば庭園そのものの価値が落ちてしまう恐れもあります。

やはり両国公会堂を守れる活用事業者を選ぶべきではないでしょうか。


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