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土曜の丑の日!うなぎの高値続く!ニホンウナギが国際自然保護連合の絶滅危惧種! [絶品グルメ情報!美味しい食文化]

20140730-1.jpg[カメラ]土曜の丑の日の前に買っておいた愛知県産鰻の白焼きですが中一尾分で今年も高値で1,980円でした。

ニホンウナギが国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定された事で、近い将来日本の食文化でもあるうなぎが食べられなくなる可能性が出て来ました。

ニホンウナギよりも厳しい絶滅危惧IA類に掲載されているヨーロッパウナギはワシントン条約の取引規制対象種となり、許可証がなければEUからの輸出が難しい状況で日本には殆ど入って居ません。

こうした状況を見ますとニホンウナギ絶滅危惧種に指定された事は、クジラ同様に殆ど食べられない最高級食品になってしまう恐れがございます。

この為日本の技術で完全養殖を実現する必要が出て来ました。

農林水産省は、(独)水産総合研究センターは4月上旬「実験室で生まれ成長したウナギのオスとメスから精子と卵を採取し、人工授精を行った受精卵から、2世代目となる仔魚(しぎょ)をふ化した」と、発表しています。

人工的に稚魚を生産する技術の開発と確立は、不安定な天然資源に頼らずにウナギの養殖を実現するウナギの完全養殖の成功は、世界初の快挙で今後のウナギの供給が期待されます。

また、こうした技術を守る事がメイドイン・ジャパン・ウナギを日本の輸出品として、また、疲弊する地方経済の活性化の為に活用するする必要があります。

日本人は人が良過ぎてこうした重要な技術を外国に無償で供与してしまったり、外国からの研修を受け入れてしまい技術やノウハウを盗まれてしまい、気付いた頃には価格で外国産に勝てず産業自体が衰退してしまう歴史を繰り返して来ました。

やはりこうした過ちは繰り返してはなりませんし、技術やノウハウは流失させてしまうと将来価格競争になってしまい、これまでに多額の研究開発費の投資が回収されないどころか技術を盗んだ者は開発費がかかりませんから有利になってしまう事を忘れてはなりません。

日本のウナギ文化を守る為にも、天然資源を守る為にも異常な価格競争を招いてはなりません。

以前は大手スーパーチェーンで支那産ウナギが大量に輸入され、イトーヨーカ堂が2004年から2005年に輸入した中国産うなぎを買い取り、輸入元を偽装し賞味期限を2年半も延長していた事が発覚する事件を忘れてはなりません。

この様な乱売がウナギ稚魚であるしらすウナギの乱獲に繋がり、乱獲が唯でさえ河川のコンクリート化で生息場所を奪われた天然うなぎの減少に拍車をかけてしまいました。

次に問われるのが河川改修の方法で自然環境に配慮しないままコンクリート化してしまいますと、そこで生息して居た小動物や魚が絶滅してしまう事があるのです。

日本ではウナギに限らずメダカやホタル等の生息環境が破壊されています。

こうした環境を守る為にも子どもの頃から自然環境に触れる教育や自然環境を保護する為には何が必要かと言う教育や知識を身に付ける必要があるのではないでしょうか。

最近河川等に、極めて繁殖力の強い外来種が投機され、河川や沼等で大量に繁殖し生態系を破壊したり、希少生物が絶滅して居る事をこのウナギを通じて知って欲しいと思います。

一部の心無い人の金儲けの為に、外来種が持ち込まれそれを購入した人が無責任にも飼い切れずに野山や河川に投機した結果それらが大繁殖して元々生息していた生物を絶滅させてしまう事を止めさせなければなりません。

こうした問題は、人間の知らない間とか無関心な隙を突いてどんどん繁殖し気付いた頃には手遅れとなる事が殆どです。

あらゆる食品は農産物ですし、農産物は豊かな自然が必要ですから環境や天然資源を守る事、関心を持つ事、農産物の産地や環境を知る事が食の安全に繋がり、地方経済の発展に繋がる事を知るべきではないでしょうか。


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