SSブログ

ブラジルの干ばつの影響と世界的な需要増で品薄感からコーヒー価格が乱高下! [環境問題]

20141113-1.jpg[カメラ]問屋さんからコーヒーをケース単位で買って居ますが世界的な供給不足から8年は値上げがなかったのですが今回は値上げされる可能性が高いそうです。

その理由は今年の1月から3月にかけてコーヒー豆の最大生産国であるブラジルが干ばつで収穫量が減るとの観測で、世界的な供給不足が起こるとの懸念が広がり価格が上昇している事から大手飲料メーカーでもコーヒーの価格を値上げする動きが出て居ます。

20141113-2.jpg[カメラ]このチャートはニューヨーク市場でのコーヒー(アラビカ種)の先物取引(1ポンド当たりのドル価格)の過去30年間の値動きですが、農産物の性質上天候に作用され易く周期的に乱高下して居る事が分かります。

最近の傾向として世界的なコヒーの需要の高まりの反面環境問題等から生産量が増えない為にこれまでの周期的に乱高下から右肩上がり上昇するトレンドに変わって来ています。

しかし、最新の動きはNY先物市場では4年ぶりの下げに転じて居ます。

その理由はブラジルの大半の産地で日照が回復し生産が増えるとの見通しに転じ、米農務省は世界のコーヒー生豆生産は4シーズン連続で需要を上回る事が予想され、在庫も5年ぶりの高水準に増えると予想しました。

この影響でNY先物市場では4年ぶりの下げに転じた様です。

しかしながらこれは先物取引での話ですから実際に日本に入って来る現物取引されるコーヒーはやはり値が上がる事は間違いがなさそうです。

特に日本人はコーヒーの味に敏感ですから香りが高く美味しいコーヒーでないと売れません。

昔はストレートコーヒーと呼ばれる銘柄コーヒーが好まれましたが、今では好みが変わりメーカーや喫茶店が独自にブレンドしたコーヒーの方が絶妙な味が出せますし、消費者の嗜好の変化に即応出来る強みがあります。

その為ブレンダーとかコーヒー鑑定士と呼ばれる職業の人達の製品開発力が試される時代になって居ます。

コーヒーも農産物ですから最大の生産量のブラジルの気象変動が世界の価格に大きな影響を与えてしまうのでアマゾン等の開発は最小限にして欲しいと願わずには居られません。


nice!(15) 
共通テーマ:ニュース

nice! 15

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。