企画総務委員会報告!愚行!一般会計補正予算に北斎肉筆画購入で1億5千万円! [墨田区議会]
5日企画総務委員会が開催され一般会計補正予算や職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例等の審査が行われました。
一般会計補正予算では北斎美術館の新築で債務負担行為を合わせると38億円も使われて居るのに北斎肉筆画購入で1億5千万円が計上されるなどこれまで私が指摘して来た通りの莫大な金が捨てられる方向に流れ始めました。
墨田区は既に多額の北斎の肉筆を購入済みで何故1億5千万円もの肉筆を買うのでしょうか。
これは墨田区が平成5年7月1日購入に1億円近い96,305,000円で購入した「貴人と官女図(きじんとかんにょず)」(絹本着色一幅35.4×60.7Cm 画狂老人卍筆齢八十一歳落款印天狗)があるのでが1993年の東武美術館で開催された「大北斎展」で展示されて以来一度も公開されていません。
何故積極的に公開しないのでしょうか。
貴人と官女図については当ブログで既に解説して居ますのでこちらのリンクをご覧下さい。http://ose.blog.so-net.ne.jp/archive/20130820
それには公開出来ない秘密があるのではないでしょうか。
これは平成4年に1,957万円で墨田区が購入した「寒山拾得図(かんざんしゅとくず)」(絹本着色一幅33.0×55.8cm前北斎為一筆落款印天狗)です。
これは平成4年7月13日に墨田区が30,900,000円で購入した「南瓜花郡虫図(かぼちゃはなぐんちゅうず)」(絹本一幅、37.7×68.5Cm、落款八十四老卍筆、印天狗)です。
この3点の肉筆の印章を上から順番に左から並べて見ますと共通する点は印章が天狗印である事が分かりますが、緑の矢印部分をご覧下さい。
同じ印章の筈ですが印影がそれぞれ異なって居る事に気付かれるのではないでしょうか。
この天狗印は贋作に使われて居る事が多いので葛飾北斎を知る専門家なら周知の事実ですが、特に注意しなければならないのです。
次に3点とも画風が違い過ぎて同じ作者のものとは考え難いですし、「南瓜花郡虫図」はとても絵と言えないパーツを並べただけのデザインに過ぎません。
詳しい解説はhttp://ose.blog.so-net.ne.jp/2013-05-04このリンクをご覧ください。
寒山拾得図の解説はhttp://ose.blog.so-net.ne.jp/2013-05-20をご覧ください。
この様なもの我々の税金が捨てられるなら、これを待機児童問題や少子化対策に使うべきではないでしょうか。