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墨田区役所の仕事初め!新年祝賀式・賀詞交換会がリバーサイドホールで開催! [墨田区役所]

20150106-1.jpg[カメラ]5日は墨田区役所の仕事初めで午後からは新年祝賀式と賀詞交換会がリバーサイドホールで開催されました。

新年祝賀式の冒頭山﨑昇墨田区長が年頭の挨拶を行いましたのでその要旨をお知らせいたします。

昨年の主な動きとして国内外の動きに触れられ中東に於けるイスラム国の問題に触れられ、区長も少しは国際情勢に関心を持つようになった様です。

区政を振り返っての部分ではすみだ北斎美術館の建設が決まり工事に着工しておりますが、美術館周辺の整備も行う事を述べられておりました。

新年への期待と平成27年の区政運営については、墨田区の基本計画が本年で10年を迎えるので着実な実施を公約に掲げられました。

次に、「子ども・子育て支援新制度」党の制度改革への対応については、積極的に対応すると言う趣旨の事を仰られて居ました。

また、区の掲げる懸案事項への対応についてはやはり財政問題があり徹底した無駄の削減と言う内容の事を言われておりました。

しかし、北斎美術館に38億円もの多額の支出をするのに、今度は葛飾北斎の肉筆を1億5,000万円で買おうと言うのですから、大義名分と実態が大きく食い違って居るのではないでしょうか。

既に墨田区は多くの葛飾北斎の肉筆とされるものを所蔵して居ますが、その殆どがこれまでに展示された事がございません。

これまでに展示されたものはピーター・モース・コレクション位で、平成元年から北斎資料を購入しこれまでに約1,500点金額にして16億円分も北斎資料を購入しているのに大部分の収蔵品が図録すら作られて居ません。

美術館を作るなら収蔵品を明らかにし誰でもネット上でどの様な作品があるのか明らかにすべきです。

これは世界の美術館の常識で本物なら堂々と収蔵品がどの様なものがあるのか公表するのが普通ですし、どの様なものを所蔵して居るのか誰も分からないなら、来場者が来る動機になりません。

何処の美術館も当館にはこの様な貴重な作品がある事を宣伝しアピールしなければお客さんは来ません。

この収蔵品の中に、後擦り版画なのに数百万円で取得されたものや葛飾北斎の肉筆とされるものの殆どが来歴が不明なものばかりでその価値が疑問視されるものが多いのです。

20150106-2.jpg[カメラ]この「海老図」の来歴を調べて見ますと過去の美術商のオークション等に登場したと言う記録が出て来ません。

20150106-3.jpg[カメラ]裁判所の許可を取り古物営業法に基づく古物台帳開示してみますと、仕入れ先が黒塗りにされ隠されて居ます。

本物ならこの様な来歴を隠す必要はございませんし、古美術品の取引の場合は来歴が重要で、過去の持主が歴史上の著名人である場合はそれが更に付加価値を呼びますので価格も当然高くなります。

何れにしても美術館の開館までにこれまで取得した北斎の肉筆はきちんと検証すべきだと思います。


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