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再燃するギリシャ危機!ギリシャ居直で債権者側との協議が物別れ!楽観視する市場 [世界経済と日本]

20150218-1.jpg[カメラ]16日に行われたギリシャとユーロ圏の財務相の会合は合意に至らず決裂し、ギリシャのバルファキス財務相はユーロ圏側が求めた現行の救済プログラムの延長申請を拒否しましがその瞬間ユーロが僅かながら上昇ししていますので、これを楽観視する投資家が多い事が分かります。(チャートはユーロ/円月足)

しかし、ギリシャがユーロ圏を離脱する可能性が極めて強く、ギリシャのパノス・カメノス国防相は債務についてユーロ圏と新しい合意に至ることができなければユーロ圏以外に支援を求める可能性もあると示唆しています。

実は、お金は借りてしまった者の方が有利でこうして居直る人も居るのですが、情報化社会でこれをしてしまうと過去の履歴から誰もお金を貸さなくなり、相手にされなくなる危険をはらんでいます。

ユーロ圏側が求めた現行の救済プログラムは2月末で終了するため合意ができないとギリシャのユーロ離脱が現実のものとなる可能性が強いのです。

言うなればギリシャは瀬戸際の交渉を強気で行って居る訳ですが、今回はユーロ圏側が応じる可能性は低く翌日の17日のギリシャ国債相場は急落し18.34%へと金利が上がっています。

ギリシャがユーロ離脱した場合はリーマンショック並みの世界経済への影響が起こる事が予想され、PIIGS(ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペイン)諸国にも波及する恐れがあり大きな混乱が予想されます。

これこそウオール街のヘッジファンドが大儲けのチャンスになりますので、ギリシャ国債は下落したものの利回りは過去最高の21.91%に達せず、ユーロが上昇、円は下落、と言うのも津波の前に引き潮が起きる前兆と同じかも知れません。

今月末にはギリシャ危機が起こり、ユーロは大幅な値下がりをする予感がしますのでご注意ください。


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