平成27年第2回区議会定例会での山本新区長の所信表明の骨子! [墨田区議会]
10日平成27年第2回区議会定例会での山本新区長の所信表明が行われました。
今後の区政運営や方針が分かる重要な初信表明ですのでその骨子をご紹介致します。
1はじめにの部分では4月の区長選挙では投票者数の65.6パーセントの支持を得て当選された事を述べられておりました。
しかしながら投票率は44.77パーセント全有権者の半分にも満たない極めて低い投票率で必ずしも区民の皆様の支持を得て当選したとは言えない状況です。
墨田区の有権者数は208,630人ですからその中の93,430人しか投票行かず更に山本区長の得票数は61,296票に過ぎずしかもその中には選択肢が無く仕方なく投票した方の票が半分近くある可能性があります。
厳しい事を言えば計算上約15パーセント程度の支持しか得られて居ない事が予想され全有権者中31,295人の支持しか得られて居ない恐れがあり、今後の政策を誤れば大きく崩れれる恐れが予想されます。
2 区政運営に関する基本姿勢について
(1)民間感覚と区民目線による、さらなる可能性を追求した区政の展開
「民間感覚と区民目線」の部分はある程度理解できるものの「さらなる可能性を追求した区政の展開」については具体的なものは示されませんので具体性の無い雲を掴む様な話でしか無い事が読み取れます。
(2)スピード感のある、区民に開かれた区政の推進
スピード感、区民に開かれた区政の推進共に歓迎すべき内容ですが、本当に行われるのかが今後問われると思います。
3区政運営の基本的な取組方針
(1)山﨑前区長が築いてきた墨田区政のさらなる発展
この一言で山﨑前区長が築いてきた役人利権が継承され、更に強化される可能性を示唆する内容ではないでしょうか。
この事は時間とと共にはっきりして参りますので今後私の当ブログで追跡報告致します。
(2)今年度着手する新基本計画の着実な推進
この新基本計画の内容を見れば山本新区長が何をしようとしているかが分析出来ると思います。
(3)災害対策の充実
これも漠然とし過ぎて具体性に乏しく顕著な対策は期待出来そうもありません。
(4)福祉・教育施策の向上
これも漠然とし過ぎて具体性に乏しいとしか言い様がありませんが、具体的な問題を投げかけてその反応でどの程度の事をしてもられるのか読むしかありません。
(5)国際観光都市の実現と東京オリンピック・パラリンピックを見据えた取組
「見据えた取組」と言う言葉には何も具体性が無くお役人特有の表現ですから、お役人が糸を引いている可能性を感じさるを得ません。
しかし2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますので具体的な結果は直ぐに出ますので何をするかを注視しましょう。
(6)現在計画中の2大プロジェクト
〇大学誘致
旧山﨑区長方針を継承する事がこの事からも明らかですし、世界の大学事情をご存じならこの様な大学誘致が如何に困難か分かる筈ですが、それを期待するのは無理かも知れません。
〇陸場競技場の整備
やはり自民党出身の区長だけあって箱モノに関心が高い事が伺われますし、利益誘導型の行政が行われる事を示唆するものではないでしょうか。
(7)強固な財政基盤確立のための行政改革の推進
これもお役人特有の言い回しで「強固な財政基盤確立」とは何か全く具体性が示されて居ませんし、「行政改革の推進」とは何かも示されませんでした。
明日の当ブログでこの続きを掲載致しますのでご覧ください。