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墨田区聴覚障害者協会創立65周年記念大会から学ぶべき障害者福祉の現状! [墨田区の障害者福祉行政の問題を知ろう!]

20150624-1.jpg[カメラ]21日墨田区聴覚障害者協会創立65周年記念大会が東武ホテルレパント東京で盛大に開催されました。

それぞれの皆さんが聴覚障害者と言う大きなハンディーを持ちながらもその障害を克服され活躍されている姿には感動せざる得ません。

最近の障害者を取り巻く環境は障害者虐待防止法が施行され、更に障害者差別解消法が制定されるなど障害者の皆様の住み良い環境が法的にも整備され始めて参りました。

しかしながらこの発端は国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として行われたに過ぎないのが実情です。

全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現にはまだまだほど遠いものがございます。

特に聴覚障害者は外見からは聴覚障害である事が健常者からは分かりませんので、障害に気づいてもらえない為に常日頃から様々なご苦労をされて居る事が伺われます。

聴覚障害者の皆様にとって最大の願いは何処でも手話が通じる社会の実現である事は言うまでもありません。

例えば行政機関で最も重要な機関でありながら最も遅れて居ると言わざるを得ないのが警察や消防で、例えば聴覚障害が110番通報しようとしても電話では出来ません。

その代りに最近では携帯電話から文字による110番通報ができるよう、「警視庁110番サイト」が開設されています。

同様に消防でも緊急Web通報システム 「ガチャピー」平成19年に開設されました。

しかしながらこれはスマートホンや携帯端末が無いと使えませんし、万一の時にバッテリー切れで通報出来ない危険性もあり、まだまだ問題を抱えて居ます。

そして一般の人が手話を覚えて下さり誰とでも会話の出来る社会の実現こそ重要である事は言うまでもありません。

現在世界の共通語と言われる英語は義務教育で教えて居ますが、更に手話を世界中で義務教育で教えれば、仮に英語は分からなくても手話で世界の人々とコミュニケーション出来る可能性があります。

手話も当然国毎に多少の違いはあるものの統一出来るものは統一してしまえばそれが可能になりますし、手話表現である程度のコミュニケーションは出来る筈です。

やはり言語はそれを学ぶ事によって世界が広がりますし、何時でも何処でも言葉が通じる事は本当に楽しくより良い人生の要と言っても過言ではありません。

墨田区聴覚障害者協会は創立65周年を迎えられますが、創立期には先が見えない中で手さぐりの状態で始められ相当のご苦労があった事が推察されます。

また、今後についても協会運営は墨田区には連合会がございますが、どの障害者団体も高齢化と会員減少に苦労して居るのが現実です。

しかしながら何らかの原因で障害者となるケースが高齢化と共に障害者の数は増えて居ます。

この人達をどう取り込んで行けるかが今後の課題ではないでしょうか。


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