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日本復活で世界2位の造船会社、韓国の大宇造船海洋 の株価崩落で韓国経済の崩壊! [世界経済と日本]

20150716-1.jpg[カメラ]このチャートは造船界のギリシャと化した世界2位の造船会社「大宇造船海洋」(韓国)の株価崩落を示すものですが、15日の取引では値幅制限まで30%急落しています。

米金融情報会社ブルムバーグによればこの下げで時価総額から7180億ウォン(約780億円)が吹き飛んでしまいましたと報じています。

その原因は大宇造船海洋 は財務改善に向けた債権者との協議で「債権者とさまざまな措置を検討している。具体的に決まったことはない」と当局に説明したが、この事が債務再編が必要と判断され売られた様です。

大宇造船の決算予測では4-6月(第2四半期)決算で最大3兆ウォン(約3200億円)の営業赤字を計上すると見られて居ます。

20150716-2.jpg[カメラ]この背景にはものづくり日本の造船業が復活し韓国と中国を抜いて先月の造船受注実績で世界第1位に躍進した事が大きく影響して居ます。

写真は活況を見せる住友重機械マリンエンジニアリング株式会社横須賀造船所(平成27年5月大瀬康介撮影)。

韓国の大宇造船海洋 の株価が約7年ぶりの安値に下落した反面日本の造船業は約7年ぶりに世界受注1位に返り咲きました。

先月の世界船舶発注量は215万7000CGT(標準貨物船換算トン数68隻)である事をグローバル造船海運市況分析機関「クラークソン」は6日報じて居ます。

日本造船会社の先月受注量は99万1000CGT(14隻)で占有率を45.9%として1位。

韓国造船会社は66万7000CGT(10隻)を受注し占有率は30.9%で2位。

支那造船会社の受注量は37万9000CGT(32隻)で占有率17.6%で3位。

日本造船業の受注量が世界1位になった要因は円安をベースに価格競争力が高められた事ですが、14隻中11隻が今治造船が台湾国籍船社「エバーグリーン」が発注した2万TEU級コンテナ船を大量受注したのが要因で楽観は出来ません。

この大型受注で今治造船は、全長約400メートル、幅約59メートルという超大型コンテナ船を建造するために長さ約600メートル、幅80メートルの大型新造船建造ドックを香川県丸亀市に新設する事を決定しました。

この大型新造船建造ドックは2016年10月に完成予定で2万個積みを超える超大型コンテナ船を受注は今治造船の独壇場となりす。

2位の韓国はこれまで約1万8000個積み以上の超大型コンテナ船市場を現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋などが事実上独占して来ましたがその牙城が崩される事になります。

日本造船業の躍進の背景には円安で約15%価格が下落しただけでは無く構造調整に伴う統廃合でコスト競争力を高めたこと、高い技術力に裏打ちされた高品質、納期や約束が厳格に守られると言う日本的な要素は大きいのです。

これまで日本造船業の低迷は民主党政権時代の誤った円高誘導策や日本の造船業の最大の弱点は中小型の造船所が多く、コンテナ船の場合1万4000個積みが限界だった事が受注を逃す要因でした。

今後は今治造船の2万個積みを超える超大型新造船建造ドックが来年には完成すると共に日本の造船業の統廃合で規模の拡大が一層続くものと思われ、韓国の造船業は衰退する事が予想されます。

私は言いたい「日本政府は更にものづくり日本を復活させる為に努力すべきです」。


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