SSブログ

第3回観光対策等調査特別委員会報告!モノづくり観光の推進とブランド戦略! [墨田区議会]

20150827-1.jpg[カメラ]27日第3回観光対策等調査特別委員会が開会されたのでご報告致します。

写真はすみだならではの食を活用した「まち歩き観光」の推進もテーマですので向島のレストランチェリーの日替わり昼定食の海鮮丼こんなに豪華で料亭の板前さんが作って居ますので美味しく価格は1,000円です。

今日のテーマは産業と観光の融合で下記の分野毎に観光対策等調査特別委員会が行われました。

各委員から事前に発言の通告が出て居るのでそのまま掲載致します。

1.「施策Ⅲ―① 3M運動等と連動した“ものづくり観光”の推進」及び「施策Ⅲ―② “ものづくり”のブランド力を生かした新たな誘客」に関連する発言(54分)

(1)高橋委員(3分)
オープンファクトリーによる回遊促進について、現在の実施状況と、どのくらいの展開を考えているのかを問う(含む業種)。

(2)あべ委員(3分)
オープンファクトリーによる回遊促進について、東京都大田区、横浜市港北区などでは大規模なオープンファクトリーが開催され、町工場の魅力を発信している。荒川区ではものづくりツアー、浅草ではものづくりマーケット、街歩きイベントやワークショップの催しを行うフェスティバル等が行われているが、墨田区ではどういったものを考えているのか。

(3)松本委員(3分)
3M運動の工房ショップの観光客対策の情報を集約し、他のショップとの共有を図り、集客アップを促進するなど体験型プログラムの充実を支援するべきではないか。

(4)村本委員(3分)
ブランドという枠組みに捉われないこと及び創造空間の提供を観光と結びつけることについて問う。

(5)はら委員(3分)
ものづくりの魅力の再発掘について問う。

(6)千野委員(3分)
北斎館・江戸博・刀剣博物館等の来館者に伝統工芸などの昔からのものづくりの「魅力の伝え方」着地型観光の流れを作ること及び現地での説明に困らない外国語対応の環境を作ることが課題ではないか。

(7)大瀬委員(3分)
ものづくりは時代と共に変化し消費者のニーズに沿った形で変わって行くものだ。

しかしながら伝統工芸品は時代の変化に関わらず継続的に伝承され受け継がれなければならない面が多く、それを維持継続させる為には何らかの形でサポートする必要があると思われるが、区では具体的にどの様にサポートしその予算は幾ら位用意されて居るのか質問する。

また、区ではどの様な分野をサポートしようとしているのか。江戸時代は職人町が区内各所に存在したが、新しい3M運動を展開し3M職人町を作り観光と製造、販売の拠点が作れたら非日常的な魅力的なエリアが作れるのではないか。

観光産業プラザまち処を除き、現在東京スカイツリー内の売店やスカイツリータウン内で売られているお土産の殆どが、区外の企業が製造したのが殆どでメイドイン墨田製の製品が置かれて居ない現状を見ると、何の為に東京スカイツリーを誘致したのか分からない。

先日地方に行くので東京のお土産を買いにスカイツリータウンに行ったが、墨田産のお土産が手に入らず、観光産業プラザまち処へも行ったが、千円以下のお菓子ばかりでとても贈答用に使えるものが無く、何も買う事が出来ずがっかりした。やはり、ものづくりのブランド力を生かした新たな集客を考えるならスカイツリータウン内の観光産業プラザまち処では無く、浅草通り辺りに墨田区の産品を売るアンテナショップや、墨田製品だけの免税店を作る必要があり、販売の拠点を観光客の目に付き易い場所に作るべきです。現状のスカイツリータウン内の5階では、多くの観光客がその存在を知らないまま帰ってしまっておりブランド戦略には程遠いと言わざるを得ない。

例えば外国の高級ブランドは都市の中心的な目抜き通りの1階に店舗を構えるのは、店の前にショーウインドウを作り往来の人達に見て貰う事で商品を知らしめると共に、顧客が来店し易く入り易いだけではない。

店の方も往来の人々の服装や持ち物から最新の顧客のニーズを読み取り製品のデザインや販売方法を計画する為の情報収集の場としても活用している。

地域ブランド戦略と言う言葉が使われて居るが、先ず「ブランド」とは何か、それをどの様なものと把握されているのか質問する。つまりブランドとは付加価値だから、その付加価値を生み出す為には何が必要だと考えて居るのか伺う。

これだけ多くの内容があるのに質問時間3分では全く足らず読み上げて居るだけで3分になってしまうので、事前通告のに対する回答を求めざる得ませんでした。

これについて産業経済課長が答弁しましたが、「3M運動職人町」の部分で現状の点在して居る状態で良いとの答弁をしたり、「アンテナショップや墨田製品だけの免税店」の部分では「すみだまち処があるから」良いと言う趣旨の発言で結果的に区は何もしないと言う姿勢を感じました。

こんな方が産業経済課長では、墨田区の産業や経済がめちゃめちゃになってしまうと私は思い、先ず「産業経済課長にご質問致しますが産業とどう言う意味かご存じですか」と質問致しました。

産業経済課長「産業とはその辺にあるもの全て」と答弁されたのには驚きました、産業経済課長ともあろう者が自分の職責である「産業」の意味すら知らないのです、まして「経済」などもっと理解して居ない筈です。

はっきり申し上げて産業経済課長と言う要職に在りながら、先ず基礎的な知識が無さ過ぎですし、経験が無い為に思い付きで施策を決めて居るとしか思えません、総じて職責を全う出来る能力が無いと私は判断致しました。

「産業(industry)」とは「自然物に労働を加えて価値を生み出す」事ですから、あれも出来ないこれも出来ないと言う役人根性では、「産業(industry)」も「経済(economy)」無理ではないでしょうか。

墨田区の産業経済の停滞と地域経済崩壊はこうした無能なお役人が無為無策を繰り返し、役人の都合でやった拠点主義開発が商店街や町工場の衰退に拍車をかけてしまったのではないでしょうか。

(8)西村委員(3分)
墨田区は、ものづくりの町だが、様々な産業(皮革・ニット・ガラス等々)があることが特色。つまり、一点集中型ではなく、モザイクのようなまちである。従って、全体としてぼやけてしまうように見えるが、そのモザイク一つ一つは個性的でキラリと光るものがたくさんある。一方、これからの観光は、さらに個々のニーズによって多様化してくる。だからこそ、モザイク一つ一つをつなぎカスタマイズしていくような観光が、今求められる。
*ターゲットをはっきりとした事業を。
*その上できめ細かく。
*産業といえども人がいてこそ、区内産業人ネットワークは財産。

(9)委員・理事者による自由討議(30分)

2.「施策Ⅲ―③ すみだならではの食を活用した“まち歩き観光”の推進」に関連する発言(30分)

(1)あべ委員(3分)
外国人向けの食の取組みの推進について。旅行の大きな楽しみといえば「食」である。旅行先の特産品や名物をあらかじめ調べておき、現地の料理を楽しむのは旅行の醍醐味です。そのため事前のPRも必要ではないか。
外国人が好きな「日本食」は寿司、てんぷらといわれていますが、最近の調査では違う結果も出てきている。観光客のニーズを的確にとらえる必要があるのではないか。

(2)高橋委員(3分)
食を活用した回遊促進について、墨田区内のB級グルメ紹介サイトなどを立ち上げるのも良いのでは。

(3)松本委員(3分)
飲食店の多言語メニュー作りは各店舗に委ねるだけでなく、ひな型を作成し「食のまちめぐり推進事業」などで展開し、外国人観光客の受け入れ体制を整える必要があるのではないか。

(4)千野委員(3分)
オリンピック・パラリンピックを目指し、外国人が安心して食事が出来る街のイメージづくりが必要ではないか。英語併記のメニューや和食の魅力を伝える工夫、ハラール食への相談など充実した対応が出来るよう支援してはどうか。

(5)大瀬委員(3分)
食を活用してまち歩き観光の推進に絶対不可欠なものは何だと考えているか。墨田区独自の郷土料理又は名物料理は何があるのか問う。
やはり観光客が墨田に来たら、これを食べると言う名物料理を作る必要がある。例えば牛タンで有名な仙台は私の知る限りでは比較的最近牛タンで有名になったと思うし、その切掛けは何か学ぶべきだと思う。

私は、全国全世界の人々に墨田区を知っていただく為には郷土料理と名物料理一つづつ決めそれを宣伝すべきだと言いましたが、松本委員から「墨田区は色々なものがあるからそれが良いんではないか」と言う反論がございました。

しかしながら、これまでの墨田区は柱となる名物が定められて居ない為に観光客や消費者は墨田区に来ても何を買うべきかが分からず、結果的に区外のチェーン店や区外で作られたお土産を買ってしまい地元経済に貢献できていないのです。

「あれもこれもあるよ」と言うのが「多芸は無芸」と言う言葉ある様に、こうした考え方では全国的に秀でた食文化は作れませんし、衰退する飲食店の特徴はメニューが多過ぎて秀出たメインメニューが無い店が多いのです。

(6)委員・理事者による自由討議(15分)


3.「施策Ⅲ―④ 商店街・商業施設と連携した観光プログラムの充実」に関連する発言(21分)

(1)高橋委員(3分)
地域商店街の特色を活かした取り組み支援について、マスコミなどへの働きかけはどのように支援しているのか。特色と言えるものが、出ていないのではないか。経年的にイベントの訪問数なども把握しているか。

(2)大瀬委員(3分)
ここでのタイトルは商店街・商業施設と連携した観光プログラムの充実とあるが、商業立地論と言う学問があるが、こうした理論上商店街と商業施設の連携が実現出来るとお考えならその根拠を示して説明して欲しい。

かつては墨田区の商店街は活気づいて居た事はその商店街の規模からも伺われるが、付近に大規模な商業施設が出来てしまうと近隣の商店街は衰退して来た過去の歴史や地方都市の現実を振り返ると本当に連携が可能なのか疑問だ。

商業における集積の利益により商店街形成されて来た訳だが、集積のマネージメントが実施されて来なかった為に衰退して居る事が考えられる。

つまり顧客のニーズ沿った品揃え充実や、ワンストップ性に欠けたり、店舗と住居が一体化している為に商売をやめてもその店を他人に貸したがらない為に配置の最適化やマネージメントが出来ない為に商店街は衰退してしまっている。

集積のマネージメントをし易くする為にはパリのマルシェの様に定期的に商店街で市場を開催して、品揃え充実やワンストップ性を補助する仕組みを作る必要性を感じるがどう考えて居るのか。

商業施設に観光プログラムを充実させるとは具体的にどの様な事を言うのか。

日本の大規模商業施設はセブンアンドアイグループとイオングループの世界的な二大企業が激しい競争をしており、この様な状況下で商店街と連携させれば商店街の顧客を取られるだけの結果になる可能性があるが、理事者はどうお考えなのか。

また、二大商業施設は全国何処の都市に行っても同じような品揃え店舗構成でありこれを観光資源にする事が果たして可能なのかご所見を伺う。

これに対する理事者の答弁は的を得たものがやはり得られませんでした。

それは、やはり行政側が区民の皆様の為にしっかりと勉強したり、積極的な試みをこれまでして来なかった事が分かります。

例えば「商業立地論」又は「商業地理学」や「集積の利益」と言う学問についての知識が墨田区の理事者無く、区民の為に勉強して居ないまま、思い付きで施策を決めて来たのではないでしょうか。

やはり学問の大切さは、世界中の研究者様々な角度から事象を捉え分析しその中から一定の法則を導き出して居ますので世界でも通用する法則を活用して行政施策を作り出すべきです。

何も物事を知らない学問的知識やスキルが劣る人達が集まっての議論では目的地へ行くのに地図を見ないで目的地に行こうとするのと同じではないでしょうか。


nice!(10) 
共通テーマ:ニュース

nice! 10

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。