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墨田区基本計画調査特別委員会報告その1墨田区人口ビジョン策定用資料の解説 [墨田区議会]

20150904-1.jpg[カメラ]墨田区基本計画調査特別委員会が9月2日に開催されましたのでそのご報告と解説を兼ねてシリーズでお知らせいたします。

その1は墨田区人口ビジョン策定に向けた現状分析結果等についての資料を解説致します。

上のグラフは、墨田区の総人口と世帯数の推移を示すグラフで、墨田区内の日本国籍を持つ方の人口(青)、外国人の人口(青)、日本国籍を持つ世帯数(オレンジ線)、外国人世帯を含む総世帯数(赤線)が示されて居ます。

このグラフの使い方は、人口や世帯数に変化を生じた場合過去に遡って何時の段階で変化が生じたのか追跡調査するヒントを与えてくれますし、今後の傾向を読む事が出来ます。

最近の傾向として外国人登録を受けた方の人口が増えて居る事が分かりますし、総人口では横ばいから平成11年頃から微増となりその後は右肩上がりが続いて居ます。

20150904-2.jpg[カメラ]これは平成7年の人口ピラミッドで、下の平成27年と比較しますとその変化が把握出来ます。

20150904-3.jpg[カメラ]平成27年の人口ピラミッドですが、80歳以上の女性の数が吐出して居る事が分かります。

実はこのグラフから重要な事が分かります。

これは区の資料には記載されて居ませんが、平成7年の20~24歳以下のグラフの部分にご注目下さい。

逆ピラミッド状態だった筈が、その年代の人が20年経った平成27年のグラフでは40~44歳から下の20~24歳までの部分に移行して居る筈ですからその部分をご覧ください。

ここから平成7年の20~24歳以下のグラフの年代だった方達では増え続ける高齢者層の為に逆ピラミッドになる筈ですが、平成27年のぐらふではそうなって居ません。

ここから働き盛りの年齢の人達が区外から流入して居る事が分かります。

20150904-4.jpg[カメラ]これは総人口の推移を示すグラフで、全国の人口(黒線)東京都の人口(青線)墨田区の人口(赤線)で示されて居ます。

この事から地方から都心部や墨田区にやって来られる方が増えて居る事が分かります。

20150904-5.jpg[カメラ]年齢別に4区に分けてグラフ化した「年齢4区別人口の推移です。

このグラフから分かる事は、青線部の生産年齢人口の増加よりも、グレー線の老齢人口の上昇率が高く、緑線の年少人口は横ばいのままで、行政として何か行動を起こす必要がある事を示して居ます。

墨田区基本計画ではここから見える年少人口対策を計画に盛り込む必要がある事が分かるのではないでしょうか。

後日の「その2」に続きますので引き続きご覧ください。


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