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自衛隊の最高指揮官(内閣総理大臣)が艦隊を観閲する観艦式の第1回事前公開その1 [ニュース]

20151013-1.jpg[カメラ]10月18日(日)に開催される自衛隊の最高指揮官(内閣総理大臣)が艦隊を観閲する観艦式の第1回事前公開が10月12日(月)に行われましたのでその概要をお知らせ致します。

先ず観艦式とは何かをご説明します。

自衛隊の最高指揮官(内閣総理大臣)が艦隊を観閲することにより、部隊(隊員等)の士­気を高め、国内外に自衛隊の精強さをアピールすることまた、国際親善や防衛交流を促進­することや、国民の皆様に自衛隊に対する理解を深めていただくことを目的としています­。

20151013-2.jpg[カメラ]護衛艦の速射砲が礼砲を発射しました。

 観艦式の起源は1341年、英仏戦争のとき、英国王エドワード3世が自ら艦隊を率いて出撃する­際に、その威容を観閲したことが始まりとされています。

日本では明治元年、天皇陛下をお迎えし、大阪天保山沖で実施されたものが始めてで、当­時は「観兵式」と呼ばれていました。「観艦式」と初めて呼ばれたのは、第4回にあたる­明治33年神戸沖で行われた大演習観艦式です。

海上自衛隊では昭和31年「自衛隊記念日」が定められ、翌32年に「自衛隊記念日行事­」の一環として観艦式を実施することとされました。今回の観艦式は28回目­となります。

20151013-11.jpg[カメラ]今年の平成27年度自衛隊観艦式キャッチフレーズは「海を守り 明日へ繋ぐ」でロゴマークはご覧のものでそのコンセプトは 「守るべきもののところへ全速力で駆けつけるイメージ」で描かれています。

ロゴマークの赤い三日月部分は「展開疾き日本を守る盾」を象徴し、艦艇、潜水艦、航空機を囲むことで、これらが一体となって活動することを表現しており、青は「海と空」、赤は日の丸として「日本」、黄色は制服の飾りの色として「自衛官」を表しています。

20151013-3.jpg[カメラ]海に囲まれた広大な海域を持つ我が国で最も防衛上重要な役割を果たすのが潜水艦でこの日ずいりゅう、こくりゅう、うずしおの三隻の潜水艦が参加しました。

潜水艦の表面に張られたものにご注目下さい。

これは国産技術で開発された吸音タイルで、このタイルを取り付けた事で水中で発生する推進音を90%以上下げることに成功し敵に探知される確率を50-75%引き下げることができ、全く知られずに接近する隠密行動は脅威です。

20151013-4.jpg[カメラ]潜水艦は海に潜ってしまいますとレーダーにも写りませんし見えません、特に深い海では気付かない内に突然攻撃される危険がございますので今でも脅威となっています。

日本の潜水艦技術は世界でも最高水準で日本と同様の海洋国家のオーストラリアは米国や欧州その他の国ではなく日本の「そうりゅう」型潜水艦を買いたがって居るのはそれなりに理由があるからです。

潜水艦に求められるものは、隠密性で敵に存在が知られない潜水艦が求められ、長時間海の中に潜む事が可能である事は今では常識で、最新のものは音を探知されない為には潜水艦が静粛であるかが問われて居ます。

僅かな音を出せば潜水艦の存在が分かってしまいますので音の出ない潜水艦を作る為の技術が各国では最高秘密になって居ます。

そこでオーストラリアが日本の潜水艦を欲しがる理由はここにあり、音の出ない潜水艦は全ての部品について高い精度が求められ、非常に精度の高い部品を作れるのは今は日本しか無いのです。

20151013-5.jpg[カメラ]ヘリ空母「出雲」を護衛する様に整列し長い列をなす護衛艦隊は壮観です。

20151013-6.jpg[カメラ]島嶼防衛に欠かせないホバークラフトは高速な上に島嶼への上陸も可能です。

20151013-7.jpg[カメラ]はやぶさ型ミサイル艇と呼ばれるものでガスタービンエンジン(5,400PS)3基搭載し更にウォータージェット推進ポンプ3基搭載の高速艇で最高時速44ノットでキロ換算で約80キロを出せ、北朝鮮等の不審船に対応しています。

20151013-8.jpg[カメラ]はやぶさ型ミサイル艇は正に爆発的に推進する力があり小さいながらその存在感は圧倒的でした。

20151013-9.jpg[カメラ]敵潜水艦攻撃の為のP3C航空機からの対潜爆弾攻撃の訓練の状況ですが、潜水艦の動きを察知して進む方向に沿って複数の対潜爆弾が投下されます。

20151013-10.jpg[カメラ]対潜哨戒機P-3Cに対して敵潜水艦がミサイルを発射した場合にその赤外線センサをかく乱する為に放出するフレア(Flare)と呼ばれるものを放出した瞬間の写真です。

フレアは航空機のエンジン排気口と同じ周波数帯の赤外線を出しながら燃焼し敵のミサイル攻撃を回避するしくみです。

その2で続きをご紹介いたします。


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