墨田区基本計画特別委員会報告！中身が無い！掛け声だけの骨子案に唖然！

21日墨田区基本計画特別委員会がございましたのでご報告致します。

上の図が墨田区新基本計画の骨子案ですが、「夢、実現プロジェクト」とか「笑顔あふれるまち」と言った雲を掴む様な抽象的な文言が並び何ら具体的な計画が示されて居ません。

これは裏面ですが、冒頭には「活躍したい人が、輝くチャンスをつかめるまちを作ります！」とございますが、推進して行くプロジェクトは「生きがいを持って働ける」とか「さまざまな交流が活発に行われるまち」等の掛け声だけで、具体的に何をするのかが示されて居ません。

全く机上の空論でお役人の作文に過ぎませんから、これでは何をどうするか具体的な中身は全くございませんからそもそも基本計画の体をなして居ません。

例えば、ビルを建設するには、先ずどの位の利用者があるのか周辺環境をマーケッティングした上でその規模を決め、実現の為に必要な予算を決め施工方法やデザイン、完成後の宣伝や見込み客の把握や先行販売を行うものです。

例えば「活躍したい人が、輝くチャンスをつかめる」為には経済的な要素が必要です。

つまり、経済学の経済の3要素である資本、労働、土地が不可欠ですから、「活躍したい人」つまり労働を実現するにはには、資本と土地がバランス良く共存できる環境でなければ、「活躍したい人」の場所は理論的に存在しません。

お役人はこうした耳障りの良い文言を並べ立てさも良い計画が存在するかの様な幻想を抱かせるだけで単なる「夢」で終わる可能性が高いのです。

結果的にその代償として人材育成の名目でお役人の天下り先となるハコモノが作られるのです。

これが墨田区の基本計画の骨子の産業に関する部分ですが、人材を育てると言う大義名分で天下り法人がビジネススクール名目で補助金を食い荒らすシステムを温存しようとして居ます。

私自身独立して会社を立ち上げ20年以上になりますが、起業の為にビジネススクール等に通う暇がございませんでしたし、仕事はこんな学校へ行っても取れません。

実際に会社等で仕事をしながら商売のコツを先輩から学んで、お客さんと人間関係をや信頼を得て独立開業して行くものです。

現実はこんな開業ゼミ等で学ぶもので得られるものでは無く、サラリーマン時代から人一倍稼げる人間でなければお客様から信頼されませんし、仕事を取る事がとても重要です。

そもそも「活躍したい人」とは何でしょうか。

「何々したい」と言う希望だけでは結果は得られませんから、現実は「活躍する人」であり結果を出せる人でなければ独立しても長く事業を継続する事は難しいと思います。

こんな何処かで聞きかじって来た様な文言を並べ立てられますと、如何に墨田区の基本計画がいい加減なものかお分かりになるのではなでしょうか。