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急激に電圧が下がり出しエンスト!オルタネーターの故障と交換方法のすすめ!2/2 [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20151226-1.jpg[カメラ]昨日に引き続き急激に電圧が下がり出しエンスト!オルタネーターの故障と交換方法のすすめ!2/2をお送り致します。

写真はオルタネーターを外した後の状態ですが、この際ですから3か所の赤い矢印部分のオルタネーター マウントブッシュもついでに交換致します。

オルタネーター マウントブッシュはゴム製の部品でナットに接する部分にはスリーブが入って居て、圧縮と引っ張りの原理で均等に力が分散する様に作られて居ます。

20151226-2.jpg[カメラ]オルタネーター マウントブッシュを新旧並べて見ますと、上が28年前から使われて居たもの、下が新品です。

多少変形して居るもののスリーブが効いて28年経ってもその機能が保持されて居る事が分かり、さすがドイツ製の部品は耐用性を考えて作られて居る事が分かります。

20151226-3.jpg[カメラ]新しいオルタネーター マウントブッシュはクリアランスが無く作られて居ますのでステーの穴に入れるのに力が入りますので、工具をこの様に使い押し込みました。

20151226-4.jpg[カメラ]反対側も工具をこの様に使い押し込みます。

20151226-5.jpg[カメラ]下側はテンショナーごと外し、こちらはスリーブ内にボルトを通すだけですから簡単に抜き刺しできますし、ステーの穴に入れるのもテンショナー部を持ち回す様に押し込めば簡単に挿入出来ました。

20151226-6.jpg[カメラ]ステーの穴に挿入した状態で、中央部がテンショナーで左側のねじ部がオルタネーターの本体下部の穴に通します。

20151226-7.jpg[カメラ]先ずオルタネーターの下部の穴にねじ部を通し借り止めしてからVベルトをプリーに通します。

20151226-8.jpg[カメラ]マイナス側のアーシング端子を接続し(純正には無い)、次にプラス回路の端子を取付け更にブラス側信号端子のコネクターを繋ぎます。

20151226-9.jpg[カメラ]オルタネーター上部の穴とオルタネーター マウントブッシュの穴に長いボルトを通しナットで締め付け、上下のナットを適性のトルクで締め付けます。

20151226-10.jpg[カメラ]テンショナーの張具合を指で押して確かめながらテンショナーを締め付けて行きますが、欧州車の場合はやや緩めに調整するのが普通です。

これは、ベアリングの硬度や精度が国産と欧州製と違う様で締め過ぎますと異音が出たり寿命が短くなると言われて居ます。

おまけ!

オルタネーターの故障でなくてもオルタネーターが発電しない場合がありますので、高価な部品ですので交換を考える前に確かめる必要がある事がございます。

特に、運転席のメーター回りを修理した、メーター回の電球を変えた、充電警告灯の球が切れて居る場合は、カプラーの接触不良や配線忘れ等で信号がオルタネーター側に届かないとオルタネーターが発電しない回路の可能性があります。

オルタネーターのブラス端子の他に細い線の端子が信号端子は運転席のメーター内部にある充電警告灯に繋がっているものがあります。

ドライバーが自動車の鍵を差し込み回すと警告灯が点灯後に切れて初めてオルタネーターが作動する様な仕組みになっています。

つまり警告灯の点灯を確認する回路が働かず警告灯が点灯しない場合は、オルタネーターの故障では無く、警告灯の点灯を確認する回路に何らかのトラブルがあるためだと考え、電球やメーター裏のカプラーの取付を再確認しましょう。


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