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観光対策特別委員会のご報告!墨田区の観光施策!掛け声だけの中身無き戦略! [墨田区議会]

20160112-1.jpg[カメラ]11日第五回墨田区議会観光対策等調査特別委員会が開催されご覧の戦略Ⅰ観光プロモーションの充実等について審議が行われました。

戦略Ⅰ観光プロモーションの充実については、先ず区内観光資源の活用とは何か具体的に整理して、観光の柱となるものを洗い出す必要がございますが、これが今まで行われて来ませんでた。

そもそも理事者がプロモーションの意味すら理解しておらず、言葉の意味が解って居れば、具体性の無い区内観光資源の認知度を向上させると言う掛け声だけの施策にならない筈です。

プロモーションとは、消費者の購買意欲を喚起するための活動のことをいいますので、ここでは墨田区に観光で来られたお客様が、区内の産品を購入したりサービスに対する対価を支払うだけの購買意欲を喚起させる事が検討されなければならない筈です。

しかしながら、観光プロモーションの充実を振興プランに謳っても、そもそも骨子が曖昧過ぎたまま振興策を講じるようとすること自体、論理的思考の欠如がございますし、物事の本質が見えて居ないのです。

また、観光プロモーションの充実と書かれて居るものの、全体的に雲を掴む様な具体性の無い抽象的な表現だらけで、何を観光プロモーションするのか中身が欠如しているのは何故でしょうか。

例えば「これまで培って観光プロモーションの基礎」とは何か、「すみだの産業・歴史・文化に関わる観光資源」とは何か、「更なる魅力の向上や資源の再編集」とは何か具体性の無い表現ばかりが並べられるだけです。

結果的に具体的な観光ブロモーションについて示されて居ませんから、産業観光施策はお役人の机上の空論となり、現実には全く役に立たないものが羅列されているだけです。

例えば、墨田区の観光土産は何かと言うと、あれもあることれもあると羅列するだけでは肝心の観光客には何も伝わりません。

そこで私は、墨田区の土産は何かを観光客に分かり易くする為に、例えば「江戸切子」が産品としてお土産に買ってもらおうと思えば、区内のお土産屋さんの観光客の目に触れる場所に必ず「江戸切子」があればそれが墨田区の名産品である事は分かる筈です。

墨田区は、ただパンフレットやチラシを作り配る程度の事しかして居ませんでした。

先ず現場を見るべきで、幹部職員が観光客に話しかけて、顧客が何を求めて墨田区に来て居るのかや、何に関心があるのか直接聞く事をして居ませんでした。

こうした努力無に「戦略」を掲げ何を戦略に掲げるかもわからない輩が「戦略」は語れません。

戦略Ⅴ観光振興を支える基盤の充実について

 観光振興を支える基盤の充実についてここでは「案内サインの設置」「墨田区観光協会の法人化」「観光ガイド」により観光基盤の充実を図って来たと述べられています。

今後については、「歩行空間の整備」「交通インフラの充実」「バリアフリー」等のハード面、ソフト面では「公共空間を活用した賑わいの創出」「観光客の受入れ体制」「サポーターの育成」等が挙げられて居ますが、これらが観光基盤とそもそも言える内容なのか冷静に考えるべきです。

これらはそもそもポイントがズレており、これらが充実されても観光都市として魅力があるまちになるのでしょうか。

つまり、肝心の「人」が抜けており、活気のあるまちづくりこそ観光客が訪れて楽しいまちになりますし、地域産業や商店街などが活気のある地域の創出が不可欠ではないか。

墨田区のこれまでの観光施策は施策そのものが体を成しておらず、これまで進められて来た拠点整備の結果、地域が逆に衰退して居る事を忘れてはならない。

拠点整備課を無くし地域整備課に作り変える必要があります。

重要なのは観光・経済施策を行う上で経験や知識のある優秀な人材を登用しなければ解消しない事を区長は自覚すべきだと私は考えます。

総じて墨田区は、総合的に物事を判断したり、部下の能力を最大限に引き出せる優秀な幹部職員が非常に少なく、民間の大企業なら窓際族になるだろうと思われる御仁が墨田区の産業経済の要職に付いて居ると思います。

だから墨田区の産業観光施策は非常に貧弱どころか無いに等しく、墨田区の活力が失われたのはこの為ではないでしょうか。


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