農家の人達と合同で行う田畑を荒らす有害鳥獣駆除!国の地方政策食糧政策を知る! [環境問題]
早朝暗いうちから家を出て久ぶりに猟友会のメンバーと狩猟に向かいました。
写真は昨晩に降った雪で神秘的な顔をしている筑波山です。
地元猟友会と合流し山狩りの準備をする光景です。
狩猟には複数の猟犬を使い獲物が居そうな場所を取り囲むようにハンターは配置されたあと猟犬を放します。
猟期には猟友会のベテランメンバーに密漁の取締りのパトロールが委嘱され同時にパトロールも行われます。
狩猟は、国家試験を受けて狩猟免許を取る必要がございますし、狩猟をする県に入漁税を支払い狩猟者登録行い許可証とバッジの交付を受ける必要があり、これが無いと密漁になります。
狩猟をするには住んで居る近くの猟友会に入る事をお勧め致します。
その理由は、狩猟は自然が相手ですので単独行動は遭難や転落や怪我等の事故等が発生した場合仲間が居れば直ぐに助けて貰えますし、複数で猟をした方が効率が良いからです。
更に、猟友会同士の交流がある地域では地元の農家の方が居場所を教えて下さったり、地理の詳しい方に加わっていただけますので、安全に猟が出来るメリットがございます。
猟犬が草むらを走り回るとご覧の写真の様にキジが飛び出して来ました。
このキジのオスは捕獲出来ますが、メスは捕獲が禁じられて居ますので撃たずに見送っています。
最近はハンターの高齢化による減少で有害鳥獣駆除が追い付かず農作物の被害もかなり増えており、被害の多い地方自治体では国の補助金である有害鳥獣捕獲報償金制度を設けて居る所が殆どです。
最近はイノシシの被害が多く1頭捕獲すると5千円~2万円の有害鳥獣捕獲報償金が出ますので捕獲したら役場に報告し担当者が確認し獲物の写真と検査済みの印を付けてもらいます。
同時に福島原発事故の影響があるエリアでは、同時に放射能の検査が行われ基準値以上のものは役所が持って行ってしまいますが、基準値以下であれば食用にする事が出来ます。
肉は、鍋や塩をまぶし干し肉にしたり、燻製にすると保存食として長く保存が出来ます。
自然の恵みを楽しみながら生態系を守ったり、イノシシ等特定鳥獣によっては捕獲による個体数調整が必要のものを抑制する必要があるのではないでしょうか。
やはり、農家の皆さんと交流する事は、日本の農業政策を知ると共に食糧政策までもが分かるので非常に大切だと思います。