墨田区基本計画(素案)の問題点はこれだ第5話 進む土地利用の変化! [墨田区議会]
墨田区と23区部の宅地利用比率の比較(平成23年土地利用現況調査)を見ますと東京23区全体と比べますと商業系、工業系、公共系がバランス良く分布し居住系を支えて居る事が伺われます。
この事は居住地域内に職場があり買い物も地域内で済ませられる大変バランスの良い住環境で過ごされる方が多いのではないでしょうか。
墨田区全体の面積のうち、建物の敷地として利用されている宅地は757. 2 h aで、55.0%を占め、そのうち住居系の面積は348. 3 h aで宅地面積の46.0%(区全体の25. 3%)を占めています。
23区全体の値と比べると、工業系・商業系の土地利用の割合が高いことが本区の特徴となっています。
これは墨田区内の土地利用の推移(土地利用現況調査)を示すグラフです。
産業の空洞化の影響で年々区内の工場は減り続け、その敷地がマンションに建替えられる事により、住居エリアが拡大している事が分かります。
比較的安定して居るのが商業系で僅かながら減少傾向ですが、将来的には商業都市に変貌する可能性を秘めています。
それは墨田区が国際観光都市を目指し観光資源を有効に活用出来るかにかかって居ますが、従来通りの拠点主義の政策が行われますと逆に商業は大きく衰退してしまい、宅地化が一層進んでしまいます。