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続!報告書から読取るすみだプレミアム商品券発行事業の効果を検証!バルウオーク編 [産業の活性化には何が必要か]

20160510-1 .jpg[カメラ]これはすみだバルウオークの参加者の男女別分類ですが、約6割が女性となっておりますが、これはファミリーで来られた方でアンケートに応じた方の多くがお母さんだった可能性が高く、アンケートの回答者の総数は699人に過ぎない事から単純に参考にすべきものでは無いと考えられます。

20160510-2 .jpg[カメラ]これは来場者の年代別分布を示すグラフですが、このグラフから消費中心となる世代は30代から50代が多い事がうかがわれ、顧客のターゲットをこの年代層に絞ると効率が良い事を伺わせます。

20160510-3 .jpg[カメラ]これはすみだバルウオークの参加者の構成比率をグラフにしたものですが、半分以上の52%が区内のお客様である事が分かり、区内の常連のお客様を大切にする事が必要である事が分かります。

20160510-4 .jpg[カメラ]これはすみだバルウオークの告知媒体は何が効果を発揮したのかを把握するツーになるので大変重要なグラフです。

一般に広告の代名詞と呼ばれる、ポスターやテレビバスや雑誌の広告はごく微々たる効果しかなかった事が一目瞭然です。

街中のポスターと言うと政党等の事前ポスターが目立ちますが、脱法的に政治活動と称して1年も前からただ駅前等の公道上で演説会をする程度の内容で1年も前から貼られるのですから売名の為としか言い様がありません。

こうしたポスターの使われ方がポスターの情報は余り見なくなっているのかも知れません。

効果の認められたものはチラシと知人からの紹介がほぼ同列で並んでおりますが、チラシは参加店の店頭に等に置かれるとその場て参加される事も考えられますので効果があると思われます。

次に知人からの紹介、所謂口コミと言う媒体はかなり効果がある様です。

最近ではインターネットやスマホの普及でこうした媒体での顧客への情報提供が注目されていましすが、情報が多過ぎたり実態と内容の齟齬がある等の問題が出ており、適切に判断する能力が求められます。

お店によってはネット上の評価に神経質にならざるを得ず、ちょっとしたミスが悪い評価に繋がり顧客が激減したりしますので注意が必要です。

報告書のしめくくりでは、「消費喚起効果に対する分析」の中で、「事業費2,420万円に対して区内の個店で使われた金額は2,071万円となり、直接的な消費喚起の観点からは効率の良い事業とは言えない」と締めくくって居ます。


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