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オランダ・ハーグの国際仲裁裁判所 チャイナによる南シナ海の管轄支配権を認めず! [脱中国!チャイナリスクを検証する]

20160714-1.jpg12日オランダ・ハーグの国際的な仲裁裁判所は、チャイナが「歴史的権利」として主張しているご覧の地図の赤い線で示された「九段線」について国際法上の根拠は認められないとの裁定を出しました。

つまり、「チャイナの管轄権の主張は、国際法違反」というフィリピンの主張が認められ東シナ海でのチャイナの横暴な行為に歯止めがかかる可能性が出て来ました。

この裁定はフィリピンが2013年1月に仲裁裁判所申し立てを受けて開始されていたものです。

裁定は、南シナ海にチャイナが独自に設定した「九段線」と呼ばれる境界線の内側に「主権」や「管轄権」、それに「歴史的権利」があると主張していることについて、「チャイナが、この海域や資源に対して歴史的に排他的な支配をしてきたという証拠はない」と指摘しています。

この裁定が出た結果どうなった調べてみるとフィリピンのABS-CBN放送の記者らが同乗した漁船は14日、同礁に近づいたが、裁定前と同様に、チャイナの漁船やチャイナ海警局とみられる船から岩礁内への立ち入りが妨害されたそうです。

更に「九段線の内側にある資源に対してチャイナが歴史的な権利を主張する法的な根拠はない」という判断を示しチャイナの主張を退けました。

この裁定では、そもそも管轄権はなく「チャイナが最近行った大規模な埋め立てや人工島の造成は、仲裁手続き中に紛争を悪化させたり、拡大させたりしないという義務にも反する」と述べています。

これに対してアメリカ国務省のカービー報道官は、「最終的な判断で法的な拘束力があり、チャイナ、フィリピン双方がその責任を果たす義務がある」と述べ、チャイナは判断に従う国際的な義務があると強調しています。

しかし、チャイナは無視するそうですから世界的に孤立する事になりますし、これがチャイナの海洋への野望を抑え込もうとする国々からの反撃を招きかねません。

国際的なルールを守らずに武力による恫喝外交で実効支配や世界的な権益を拡大しようとする共産党が支配する国家はどうなるかを考えますと戦争と革命と言う愚かな歴史が繰り返されそうでなりません。


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