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墨田区契約課の指名競争入札!長期リース契約第24話 続官僚利権が狙う学校ICT化! [山本区長下で進む墨田区の官製談合疑惑の研究]

20160830-1.jpgこれは27年3月20日起案された「電子黒板用パソコン等の借上(再リース)」と言う指名入札際では、常連の1社しか指名せず随意契約になっています。

この入札最大の問題点は予算額が4,117,500円と大変高額にも関わらず何故常連の1社しか指名しないのでしょうか。

20160830-9.jpgこれは起案書と呼ばれるもので、業者の見積書は平成27年3月24日付て出されていますが、この起案書が作成されたのは平成27年3月20日ですから起案書が作成された後で業者から見積書が出された事を考えますと官主導で見積価格が書かれた可能性があります。

この事は当ブログの前日の8月29日に掲載した「電子黒板等の借上(再リース)」と全く同じパターンで官僚利権が狙う学校ICT化、つまり、電子黒板に関するものは総べて総合商社ベンキョウードー株式会社が受注する仕組みになって居るものと思われます。

20160830-8.jpg常連の1社しか指名されなかった総合商社ベンキョウードー株式会社の見積書の日付は平成27年3月24日になっており、起案書は平成27年3月20日に書かれ予算額が4,117,500円でベンキョウードーの見積額3,812,500円に消費税305,000円を加えますと予算額の4,117,500円にピタリと一致します。

この事は官製談合が行われた疑いがあり、恐らく区の職員は当該契約に関する事前見積を取り業者から出された金額に何らかのマージンを乗せ予算額の4,117,500円を作り、ここから消費税305,000円を差し引いた金額で見積書を出させたと考えると3月20日に起案、3月24日に見積書と言う時系列の流れが理解できると思います。

20160830-2.jpgこれは契約書ですが、見積額3,812,500円に消費税305,000円を加えますと契約額4,117,500円とピタリと一致します。

20160830-3.jpgこれは月払い支払表ですがここでも見積額3,812,500円に消費税305,000円を加えますと契約額4,117,500円と言う仕組みが理解できると思います。

20160830-4.jpgここから入札仕様書中身を見てみましょう。

2の借上げ機器の仕様等の(2)には「明記されて居ない場合でもこれを含むこと」という曖昧な表現が使われ、これは裏を返すと馴れ合い関係の無い業者は落札出来ない事を示すサインなのです。

20160830-5.jpgここまで仕様が細かく書かれて居ますと、特定のメーカー名や型番が指定されなくてもこのスペックを満たすものはこれしかありません。

20160830-12.jpgご覧のノートパソコンのイメージで同様の仕様では富士通、NEC、ThinkPadの3社が、かって製造していましたが、この契約の時点では製造はされていません。

業者の仕切り価格は1台7,000円程度が妥当な仕切りだと思います。

20160830-6.jpgこれは無線LANのノートパソコン用のラックですが、仕切り価格かそれぞれ2千円程度と推測されます。

20160830-7.jpgこれは設置場所と配置数量がここからわかります。

ノートパソコンの仕切り価格は1台7,000円程度ですからこれに355台を掛けると2,485,000円になります。

無線LANは、仕切り価格は1台2,000円程度ですからこれに38台を掛けると76,000円になります。

ノートパソコン用のラックは仕切り価格は1台2,000円程度ですからこれに38台を掛けると76,000円になります。

総合計で2,697,000円(税抜)がメーカーからの業者の仕入れ価格ですからこれを墨田区に3,812,500円で売ると1,115,500円の儲けが出ていると思われます。

20160830-11.jpgこれは指定理由書ですが、これによると平成22年3月1日から平成27年2月8日までの5年間借りておりこのまま再契約となると業者は莫大な利益を得て居る筈です。

今回の再契約でも月額762,500円ですからこれをそのまま使い60回で計算しますと45,750,000円になり、借上げ品の仕切り価格は総合計で2,697,000円(税抜)程度で当初の仕切りが高かったとしてその倍で考えても540万円程度と考えられます。

つまり、540万円の元金が区に貸し出すと5年で45,750,000円になり更に再リースで3,812,500円を稼ぎますから約5千万円になり、総額で4500万円の利益がある事が分かります。

これだけ儲けが多いので指名では1社しか呼ばず値崩れをさせない様にして、利権を確保しているとしか思えません。

その原資は我々の血税なのです。

20160830-10.jpg起案書の二枚目には、指名業者数1名と書かれ、予定価格と比較価格は黒塗りにされていますが、ここにはどの様な数字が入るでしょうか?

答えは、予定価格は3,812,500円比較価格は「設けない」となります。

落札率は100%になります。

山本区長は議会での答弁で「一部の業者に発注が集中している現状に対する私の認識についてですが、今申し上げたとおりの手続を経た公平な競争の結果であると認識しています」と言って居ます。

これが再契約の度に1社しか指名しない墨田区契約課の実態ですし、これが山本区長の言う「公平な競争の結果」なのでしょうか。


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