店頭からバターが消えて早くも1ヶ月農林水産省利権で苦しめられる庶民の現実! [消費税増税は非効率な官僚組織を延命させるだけ]
スーパーや小売店の店頭からバターが消えてもう1ヶ月になります。
写真は墨田区内のほぼ全てのスーパーからバターが消えて居ますが唯一買える場所がある事が分かり27日そこで買えたバターが上の写真のものです。
写真左はフランス産のエシレの発酵バター100グラム税込で1個1,017円、北海道産山中牧場の缶入りのプレミアムバター200グラムは税込で1,296円でした。
通常バターは200グラムで380円前後ですが、缶入りとは言え価格は3.5倍になって居ますし、フランス産のエシレですと360%関税が課せられておりますので5.4倍の価格になってしまっています。
とは言え区内でバターが買う事が出来た事は嬉しいと言わざるを得ません。
ちなみに何処で売って居るかをお教えしますと東京スカイツリータウン内の北野エースに僅かながらございました。
農林水産省は28日になってやっと大手乳業メーカー4社や乳業団体に対しクリスマスの最需要期に向けてバターを最大限供給するよう求めたそうで、庶民の苦しみとはかけ離れた呑気なものです。
自分達の利権の為に生産調整させながら需給の読みを大幅に誤りバターが何処にも無い事を知り慌てて増産さようとして居ます。
西川公也農水相は記者会見で「メーカーには社会的責任として家庭用バター生産に取り組んでもらいたい」と言われたそうですが、メーカーを責める前に農林水産省が社会的責任を果たすべきではないでしょうか。
スーパーの店頭ではバターが無い代わりにマーガリンを薦めて居ますが、実はバターとマーガリンは全く別物で、マーガリンの方が健康に良いと言うのも実は嘘なのです。
バターは生乳を撹拌し作られるのに対してマーガリンは植物性の油脂に水素を混ぜて科学反応を起こさせプラスチック化させ更に乳製品、ビタミンA、乳化剤、着色料を加えて混ぜ合わせ固めたものです。
マーガリンはバターよりもコレストロールは低いものの悪玉コレストロールの原因とされるトランス脂肪酸が多くこちらのリスクの方が危険性が高い事が指摘されています。
こう言う事を考えますと農林水産省利権を独占する独立行政法人農畜産業振興機構は国民の健康を害してでも自分達は儲けようとする浅ましさが感じられ一刻も早く解体すべきです。
自浄作用が働かないならTPP等の外圧で変えるしかなく、日本の消費者はこんなに高いバターを買わされ、金の無いものはマーガリンを食えと言わんばかりの態度にはふざけるなと言いたくなります。