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墨田区の防災船着き場は必用以上の大きさの疑問!官僚利権で食い荒される税金!第4話  [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]

20121112-1.jpg[カメラ]この写真は世界的に有名な観光地であるベネチュアの水上バスを撮影したもですが、親水テラスに水上バスの半分位の桟橋しかありません。

仮に、観光用に使うとしても世界的に有名な国際観光地であるベネチュアでは使われていない30メートルもある桟橋が東京都ではどうして必用なのか根拠となる理由がわかりません。

墨田区の建設を進めて居る防災船着き場はその大きさに見合う船舶は水辺ラインの3隻の観光船だけで貨物船は永代基準により入る事が出来ませんから災害被災地支援物資陸揚げと言うの口実は嘘となります。

また、大規模地震が発生しますと地震や津波等の警報が出ている間は全ての船舶は航行出来ません。

昨年の東北地方大震災では、余震が続き連続して警報が出て居た為に船舶の航行は一週間近く出来なかったのです。

こうした経験から、帰宅難民対策にも災害支援物資の輸送と言うのはこの点からも時間がかかり過ぎて他の方法のほうが迅速ですから嘘である事がわかります。

また、観光用にしても外国の水上バスの運行状況と比較しても過大過ぎる事は上の写真を見てもわかります。

つまり、そもそも作る必要が無いものを予算消化の為に作るのか、建設利権の利益の為に作るのか、作られた桟橋を管理委託する委託利権の為なのか追跡調査する必要があります。

こんな無駄で誰が得をするのかを突き詰めて行けば、その真相が見えて来るのではないでしょうか。

防災船着き場の大きさ関しては法令では具体的な規定は無く、東京都のお役人が恣意的に決めた可能性が強く、30メートルと言う長さから水辺ラインを基準に作られた事が推理されます。

この水辺ラインは、これまでに安全上の問題が指摘されながら、救命浮輪等の救命具が未設置のまま1年に渡り放置されていた事も判明しております。

東京都はこの様なお粗末な管理をしている東京都公園協会に平成20年年度だけでも特命随意契約で2億6,000万円も支払っています。

また、上野恩賜公園野外ステージの業務で年間契約日数が308日で特命随意契約、平成20年度で909万円を税金で支払われているのに、実際の稼働日数は98日ですから約600万円が契約不履行のまま支払われている事になります。

本来なら取引停止となる様な業務委託業者が、何故特権的な地位を得られるのでしょうか。

この国は官僚によって潰されると言う危機感を感じるのは私だけでしょうか。

東京都公園協会の使命は既に終わっておりますので一刻も早く解体すべきですし、このまま放置すれば多額の税金を食い荒らし、民業を圧迫するだけです。

明日は、低炭素社会を目指す東京都環境局の低炭素社会計画に反する水辺ラインの実態について特集します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.158~0.150マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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墨田区の防災船着き場は災害時に使えない!官僚利権で食い荒される税金!第3話  [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]

20121111-1.jpg[カメラ]墨田区の建設を強引に進める防災船着き場は首都直下型地震が発生後、津波が起これば防災船着き場付近は、こうした瓦礫が浮かび船舶の航行は出来ません。(写真は震災後の気仙沼港)

20121111-2.jpg[カメラ]昨年3月11日の震災ではあまり知られて居ないかも知れませんが、隅田川でも約50センチの津波が発生し係留船が流され写真の様に大破しています。

約50センチの津波でもこの様な状況になるのですから自然の力を甘く見てはなりません。

20121111-3.jpg[カメラ]同時にこの様な漂流物が流れて来ますし、津波は発生後引き波や押し波が数十回繰り返されますから、帰宅難民を観光船等を利用して輸送する事は、人命と言う観点から考えますと大変危険過ぎます。

また、こうした漂流物に船舶が衝突し転覆したり沈没する危険がありますし、水面に油等が流出し瓦礫が蝋燭の芯と同じ作用を起こし火の海になる危険性もあります。

こうした事は東日本大震災の被災状況から予想可能な筈ですが、東京都は自分達の利権を優先し無視して居ると思える事例をご紹介します。

東京都の包括外部監査報告によると、東京都建設局と特命随意契約を結んでいる財団法人「都公園協会」が、平成20年度の水上バス事業で6,091万円の赤字を隠して居た事が指摘されました。

この水上バス事業とは「水辺ライン」の事で、水上バスの船体の減価償却費用などの都のコストを含めると水上バス事業の全体の赤字は1億4150万円に達します。

赤字隠しの手法を調べて見るとこの1億4,150万円の赤字を少なく見せる為に、都から占用許可を受けた駐車場の利益を一緒に計上する事で、財務諸表上は水辺事業全体で損益が集計される為に赤字が表面化しない仕組みになっています。

この事から今後の動きが予想出来ますので解説しますと、墨田区が24億5千万円で防災船着き場を作り、管理委託する形にして墨田区は委託料を支払うと言う形になると思われます。

その管理の指定委託先は、公益財団法人東京都公園協会がなると言う筋書きが出来て居るのではないかと予想します。

公金を吸い取る仕組みは、お役人が経営する水辺事業自体では赤字になるのは目に見えていますので、防災船着き場の管理運営費名目で区がお金を支払ういう方法で税金を投入しようと言う筋書きです。

防災船着き場は、そもそも災害時に役に立たないものであっても実際に災害が起こるまで結論が出ませんし、観光にも使える振れこみも観光で使えない事が明らかになるまでに時間がかかる訳です。

こうした無駄な事業は、時間と共に住民の関心が薄れますし、当時の記録等は文書保存期限が過ぎると処分されうやむやにされてしまいます。

仮に、その失敗が明らかになっても当時の人は誰も居ない、記録も無いので誰も責任を取りませんが、その負担は結果的に税負担や行政サービスの低下となって住民が負う事になってしまいます。

大切な事は、お役人は本来の行政サービスに特化すべきで、税金で余計な事業等をすべきではありません。

多くの公益の名目の基に行われる事業は、外郭団体が作られこれに委託すると言う形で税金が補助金として投入されますが、天下り役人を養うだけで公益どころか民業圧迫と言う弊害を伴う事を忘れてはなりません。

本来はこうした問題は政治を担う議員が監視すべきですが、お役人の出す議案全て賛成と言う議員は一体何の為に居るのでしょうか。

20121029-1.jpg[カメラ]第3回区議会定例会の採決結果ですが、私意外誰も反対して居ないと言う事は他の議員は出された議案全て賛成だった事を意味しています。

一方陳情は言わば納税者である民からの声は、私意外全ての議員が不採択、つまり取上げないとしていますので、民の声には耳を傾けようとしないのは何故でしょうか。

これを一言で言えば「官尊民卑」つまり、「政府や官僚を尊び、民間の人や物をそれに従うものとして軽く扱うこと」これが現在の民意が反映されない政治の原因ではないでしょうか。

引き続き明日もこの水辺ラインの問題の続きをお送り致します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.158~0.154マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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墨田区の防災船着き場は災害時に使える船が無い!官僚利権で食い荒される税金!第2話  [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]

20121110-1.jpg[カメラ]昨日に引き続き墨田区が建設を進めて居る防災船着き場について調査してみますと、長さ30メートルと言う船着き場に災害時に物資を運ぶ船がそももそも無い事が分かりました。

それは、隅田川を北上出来る船は「永代基準」を満たした船舶でなければそもそも航行できない事がわかりました。

この「永代基準」とは、隅田川に架かる橋のうち、最も低い橋桁を持つのが永代橋で、満潮時にこの橋の下を航行出来る高さ等の船舶構造の船舶しか通行出来ない規定があります。

そこで墨田区が建設を進めようとしている長さ30メートルの防災船着き場の大きさに見合う船舶で利用する可能性のあるものを探してみますと、東京水辺ラインが持つさくら、あじさい、こすもす、かわせみのたった4隻しか無いのです。

つまり、東京水辺ラインの為に2億5千万円もの区民の税金を使うと言っても過言では無く、また、これらの船舶は水上バスですから被災時に物資を輸送する目的には使えません。

いくら探しても永代基準を満たし30メートルの防災船着き場を必用とする貨物船は見当たりませんので、必要性から導き出された防災船着き場では無い事は言うまでもありません。

景気が低迷し財源が無いとの理由で政府は消費税の増税を決めましたが、この様に必要性の無いものに税金を使う事が財政の悪化を招き国民負担を増やしているのではないでしょうか。

何故必用のないものが作られるのか?

ここで役人利権の存在が浮かび上がって参ります。

東京水辺ラインはどの様な会社が運営しているのか調べて見ますと、東京都の外郭団体である公益財団法人東京都公園協会なのです。

この財団の役員は、理事長は吉川和夫前東京都副知事、常務理事は鈴木進元東京都交通局理事、常務理事は小川泰和元公益財団法人東京都公園協会公園事業部長等天下り官僚や渡りの官僚で占められております。

そもそもこの財団は戦後荒廃した東京に公園や緑地を作る事を目的に設立された様ですが、今となればこうした目的も達成されておりますので解散すべき外郭団体ではないでしょうか。

こうした今となれば不要となった外郭団体が、民業を圧迫したり多額の税金を飲み込み天下り官僚が多額の報酬や退職金を貪る機関として利用されています。

これには、戦後の復興で勤労者の住宅難を解消する目的で作られた公団住宅は今や高級賃貸住宅となり公益性を疑問視しますし、不要を指摘されると名前を変えUR都市再生機構と称して再開発利権をほぼ独占し、その役員は多額の報酬と退職金を受け取っています。

公益を名目に作られるこうした外郭団体は、今やかって言われた政商と言える程情報や許認可、条例等を作らせその排他的な利権を構築しようとしているのではないでしょうか。

そもそも官僚が後輩のお役人に情報を流させたり、自分達の都合の良い法律を作らせる事はその気になれば簡単に出来てしまいますので、何らかの歯止めや監視が必要です。

本来政治家がこうした問題をチェックしさせないと言う防止機能があるのですが、区議会等を見ておりますと、お役人の出した条例全て賛成と言う会派が圧倒的に多く、これが区民の民意が反映されない政治の原因である事がわかります。

やはり、今の閉そくした経済情勢や格差が生まれる最大の原因は、変えなければならない所が変わらず既得権化してしまい、適正な競争や制度の見直しが行われない事に原因がありそうです。

制度を破壊するのは本来は政治家の役割だと思いますが、組織にがんじがらめにされ、組織の操り人形と化した何も言えない何も出来ない政治家は群れて仕事をしているポーズや選挙運動だけが上手と言う感じが否めません。

やはり、多くの皆さんが選挙に行く事と、議員が何をしているかを日頃からチェックすべきですし、政党名よりも中身を見て投票する事やネットを通じで区民や国民の声を発信すべきだと思います。

また、政治家は立場上色々事案に触れる機会がある筈ですから、疑問に思ったら自ら調査すべきで、調査している内に物事の表と裏や問題の本質が見えて参りますので常に努力すべきです。

私も可能な限りこうした問題を調査して、皆様の適正な判断のお役に立てるよう隠された内容をわかり易く解説しながら情報を発信して参ります。

毎日ご愛読下されば幸甚です。

明日も引き続きこの問題とこの財団の損失隠しなどを解説致します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.155~0.147マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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墨田区が進める防災船着き場は衝突事故危険!官僚利権で食い荒される税金!第1話 [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]

20121109-1.jpg[カメラ]東京スカイツリーから見える隅田川の遊覧船ホタルナ167トンが旋回している光景ですがこの旋回海域をターニング・ベイスンと言います。

20121109-2.jpg[カメラ]このターニング・ベイスンは最低でも船の長さの2倍の旋回水域が必用で、隅田川の墨田区側の護岸ぎりぎりまで近づいて居る事が見ただけでわかると思います。

丁度この部分に墨田区が長さ40メートルの防災船着き場を建設を予定しているのですが、こんな所に巨大な船着き場を建設してしまうと観光船が防災船着き場に衝突してしまう危険があるのです。

20121109-3.jpg[カメラ]早速図面にしてみようとホタルナ(HOTALUNA)のスペックを調べて見ますと総トン数:167トン / 航海速力:11.3ノット、全長×全幅:40m×9m / 旅客定員数:261名、連続最大出力:610Kwとあります。

隅田川に全長40メートルのホタルナが浮いている状態を図で再現してみると上の図になります。

防災船着き場を使用する船舶は白の船型で示される航路と接岸状態や旋回半径を示しております。

ホタルナが旋回に必要な半径を全長と同じR4=40mとして図に書き入れるとこれでもぎりぎりですし、ターニング・ベイスンで計算すればこの倍の旋回半径が必用になります。

更に、この水上交通には法で定められた旋回方法があり、上の図は引き潮時の旋回方向を示しています。

20121109-4.jpg[カメラ]上げ潮時には逆回りでホタルナは桟橋に接岸する事になります。

墨田区が建設しようとしている防災船着き場は、図の墨田区側の四角い枠の部分ですが、ホタルナなどの観光船が桟橋に接岸する際に旋回の妨げになるばかりか、衝突の危険がある事が図面からわかります。

船は、水面と言う流体の上に浮いておりますから、鉄道や自動車と違い確実に同じルートで旋回や停止する事は出来ません。

まして潮の流れや風の影響を受け易く、満潮や干潮と言う潮位の変化や大気の気圧の変化、更には月や太陽の引力による影響を受けて水面の高さは複雑に変化してしまいます。

また、この部分は上流から流れて来た水と海から潮の流れで押されて来た海水がぶつかり合う地点ですので水流が複雑ですから不安定で危険な水域でもあります。

こうした状況を踏まえてターニング・ベイスンは最低でも船の長さの2倍と言う安全率を加えて計算されます。

しかし、この部分の隅田川の川幅は約120メートルですからこれに対してターニング・ベイスンは80メートルになりますので安全に旋回し着岸出来る事がわかります。

しかし、この部分に防災船着き場が建設されてしまうと船着き場の分が狭くなり、更に船の幅9メートル等が加わりますと安全率が著しく低下してしまいます。

遊覧船と防災船着き場の双方のタイムスケジュールが狂ったり、双方の船の操船をどちらかが誤っても、衝突事故が発生する危険性が極めて高い事を意味します。

私は予言します!

このまま計画を実行ば何れはこのエリアで衝突事故が起こるでしょう!

こうしたお役人の不勉強や無知から、犠牲者を伴う多大な損害を出す前にこんな計画を止めるべきではないでしょうか。

良識のある皆さんの声で墨田区にこの計画を止めさせていただきますようお願い申し上げます。

明日は、この30メートルの防災船着き場を必用とする船が4隻しか無いのに現実問題として災害時に使えるのかと言う問題がある事を検証してみます。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.151~0.147マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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