SSブログ

放置すれば増税!!無駄な公共事業の実態を知ろう!! [無駄な公共事業]

 

(仮称)墨田区総合体育館建設等事業に伴う優先交渉権者の決定審査結果表

(仮称)墨田区総合体育館で150億円の謎を追う(第2話)

墨田区の怪約30億円も高く公共工事が決まったのか?

優先交渉権を獲得した新日鉄エンジニアリンググループが約30億円も高いにのもかかわらず落札できた「総合評価方式の謎」を追う。

総合評価方式とは入札価格以外の要素も対象にする入札方式で、官製談合が行われやすい環境を作っており、下関市などでは官製談合事件して告発されている。

墨田区の場合はどうだろう?

上に掲げた(仮称)墨田区総合体育館建設等事業に伴う優先交渉権者の決定審査結果表と入札価格を比べて見ると面白い事実がわかります。

提案価格を見ると次の様になっている

新日鉄エンジニアリンググループ 152.1070990億円 (総合評価点182.210点)

SSTグループ             123.9019368億円 (総合評価点179.125点)

奥村組グループ            123.9019368億円 (総合評価点175.500点)

そこで入札価格と総合評価点を比べてみよう、1番札の新日鉄グループと2番札のSSTグループの点数さは僅か3.085点差である事が分かります。

この僅かな点数差と提案価格の差を比べると28.205182億円約30億円高い買い物をする事になるのです。

一般の認識では3点程度の差なら約30億円も安くなるなら安い方を選ぶのが当然ですがあり得ない事に墨田区は高い方を選んでいます。

1番札と2番3番札の価格差が約30億円も高く落札できたと言う事は、当然官製談合の疑いが出てきます。

この評価点は誰が決めるのかについて調べるて見ると次の7名の審査委員の方々です。

委 員 長  宮本和明 武蔵工業大学環境情報学部教授

副委員長  池田 熈 日本体育施設協会前福会長 (元官僚?)

委    員 古谷誠章 早稲田大学工学部教授

委    員 西谷 章 早稲田大学工学部教授

委    員 稲生信男 東洋大学国際地域学部教授

委    員 河上俊郎 墨田区地域振興部新タワー・観光推進担当部長 (墨田区職員)

委    員 織田雄二郎 墨田区教育委員会事務局次長 (墨田区職員)

7名の委員の構成を見ると2名が墨田区の役人1名が元官僚と思われる人、残りの4名が大学教授である事に注目して欲しい。

この大学教授も墨田区がどのように選定したのかも明かにされないばかりか、明確な選定ルールーが無いので実際には墨田区の役人が選定に裁量権を持つ事になります。

つまり、委員選定の時に墨田区の意向に沿いそうな人を選定してしまえば、墨田区の役人が実質的に本件の決定権を持っているのと同じ事が出来てしまう可能性があります。

7名の委員のうち2名は墨田区の役人ですので残り2名を引き込めば約30億円も高い買い物でも出来てしまうのです。

委員の中で早稲田大学工学部教授が2名おり、同じ大学の委員が2名も偏在している事を墨田区に指摘すると、墨田区は産、官、学連携で事業を進めている関係でお願いしたと言う。

これは、墨田区は同大学にお金を払って事業を進めているので、民間企業なら外注先だ。

外注先を委員にするとどうなるだろうか?皆さんの推理する通りだと思います。

残念ながらこれが墨田区の公共事業の実態です。

何度もいいますがこうした施設は皆さんの為に作られるのでは無く官僚の天下り先確保の為に贅沢で無駄な公共(ハコモノ)施設作られる事を知って下さればと思います。

官僚の天下り施設となる無駄な公共事業が墨田区の財政を悪化させ、皆さんの公的負担を増大させ、社会的に弱い人たちの福祉予算がどんどん削られている事実を知って下さい。

 


nice!(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 8

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。