改修された国の重要文化財浅草二天門 [日本文化]
浅草の二天門が改修されてすつかり綺麗になっていました。
以前の姿を見慣れている私には時代の流れを感じさせる姿の方が良かった気がしますが国の重要文化財なのでいずれは手を加えなければならなかったのかも知れません。
しかし、この辺は関東大震災や東京大空襲で焼けてしまったはずなのに何故こんなに古い木造の門が残っているのかと感じましたので歴史を調べると何れの災害からも奇跡的に運良く免れていました。
門の左右で睨みをきかせている持国天像と増長天像の二天像はまだ修復中の様でございませんが修復後の姿が楽しみです。
それにしても、度重なる大火を奇跡的に潜り抜けてきたこの門の不思議な力を感じざる得ません。
墨田区は歴史的な建造物で東京大空襲でも奇跡的に戦災を免れた両国公会堂を壊して天下り役人の為のハコモノを作ろうとしています。
安田庭園と両国公会堂は財閥の大立者だった安田善次郎氏が当時、安田庭園と両国公会堂を一緒に残す事を条件に東京市に寄贈されたものですので、墨田区の役人が勝手に壊して天下り先のハコモノを作る事は許されない筈です。
現在墨田区はこの歴史的な建造物を放置し朽ちるにまさせそれを口実に取り壊そうと画策しています。
墨田区の計画段階から毎年5億円の赤字が予想される北斎館{すみだ葛飾北斎美術館)を24億円もかけてこんな町並みにも内容にそぐわない呆れたハコモノを作ろうと躍起になっています。
山崎区長は町づくり交付金が目当ての様ですが、新政権下の財政難で赤字国債を44兆円発行する状況下でこうした交付金が廃止される可能性が高く、いずれにしても区民に重い負担となる事は言うまでもありません。
歴史的建造物を壊したり葛飾北斎の偉業を利用して罰当たりな事ばかりをしていると何れ天罰が下るのではないでしょうか。