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墨田区総合体育館に見るPFI方式による官僚利権の構造!破壊と建設が繰返される公共施設 [役人の天下り施設]

100814-1.jpg[カメラ]財政破綻している地方自治体などがよく取る方法でPFI方式で150億円の巨費を投じて作られた墨田区総合体育館。

PFI(Private Finance Initative)方式とは日本語訳すれば民間資金活用と訳されますが、この方法は予算の無い墨田区が民間の資金で無駄な公共施設を作り、管理負担を無くす為に民間に管理運営させようと言うものです。

その結果新たな問題が起きています。

管理を委託された会社が施設の水道管を墨田区の錦糸公園の水道管に直結し、区民のお金で支払われる水道を盗んで事実が昨年発覚していますが、墨田区の区報ではこうした問題は取上げられません。

プールの利用料金が5倍に跳ね上がり、堤通にあった区営プールは廃墟状態になりました。

旧区営プールの利用料金100円が墨田区総合体育館では500円に大幅に値上げされています。

区報「すみだ」では墨田区総合体育館の宣伝ばかりされていますが、都合の悪い事は隠蔽され大切な事が区民に知らされませんから区民が正確な判断をする事は不可能になっています。

過去にもこの問題をブログで書いていますが、総合評価方式とマジックで30億円も高く落札されています。(詳細は色文字の部分をクリックしてご覧下さい)

090126.jpg[カメラ]元々はこうした立派な体育館がありましたが。建物の耐用年数を経る事無く老朽化と言う名目で破壊されました。

100814-2.jpg[カメラ]取り壊された旧体育館、こうした建設工事が行われても地元墨田区の建設業者が受注する事は無く、大手業者に全て持って行かれてしまいますから地元に経済効果が還元される事はありません。

この一等地の空き地も官僚利権に当然狙われますので新たなハコモノが建設される可能性があります。

強いて経済効果があると言えばパートさん等のチープレーバー(低賃金労働者)の職が少し増える程度です。

それに加え、PFI方式は参加企業が破綻するリスクが高く、それを防止する為の多額の補助金や150億円もの債務保証により結果的にそのリスクと負担は墨田区民の負担となって返って来ます。

国際ファッションセンター株式会社の例を見ますと多額の区民の税金が使われ、区民の財産である旧区役所の跡地が昨年3月末には破格の値段で同社に売却されてしまいました。(詳細は色文字の部分をクリックしてご覧下さい)

墨田区の区議会議員も区民の財産の投げ売りに参加し、墨田区議会で可決していますから区議会議員は誰の為に働いているのか訳がわかりません。

そのまま賃貸を続けていれば毎年1億2千万円は区に収入と入りますし、10年もすれば売却金額を上回ります。

また、好景気になれば更に高い金額で売却出来る可能性を秘めた一等地をリーマン不況の最中に売却するとは、区民の財産を何と考えているのでしょうか。

区議会議員の質を変える必用とオール与党体制と言う行政のやる事に逆らえない区議会議員ばかりでは、国家的財政破綻が危惧される時代に区民の生活は守れなくなるのではないでしょうか。


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