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商店街が消える!イトーヨーカドー誘致に11億円!商店街の為の予算は墨田区全体で800万円! [格差社会]

101019-1.jpg[カメラ]17日に行なわれた京島文化まつり、キラキラ橘銀座商店街の入り口行なわれたイベント。

長引くデフレ不況で墨田区内の商店街ではシャッターを閉める商店が増えています。

最近著しく増えたと感じるのがキラキラ橘銀座商店街でかっての繁栄が嘘の様になってしまいました。

この原因は曳船の再開発で登場するイトーヨーカドーの影響が否めません、墨田区は曳船再開発に伴いイトーヨーカドー誘致に11億円を使っていますが商店街の為の予算は墨田区全体で800万円と少なく商店街の衰退を加速しています。

全国各地で行政と大規模小売店舗が結び付いた再開発が、元々あった商店街が壊滅してしまう事例を各地で見ましたが、行政が加担して11億円対800万円では商店街が壊滅するのは避けられません。

東京都内でも商店街が活発な地域は品川区、大田区、板橋区でも見られ特に板橋区では大手コンビニチェーンが出店したが相次いで撤退したと言われています。

その理由は地元の商店街が強かったと言わざるを得ませんが、価格サービス共に大手が参入できない厳しい競争が既に存在し大手がマーケッティングを行なった時点で勝ち目が無いと出店を見送ると言われています。

板橋区も中小企業が多く決して諸条件が豊かな地域ではありませんが、そうした地域ならではの強さを感じます。

つまり、大手が参入したくても既にギリギリの価格競争がありその中で大手が参入する余地が無いのです。

大手の弱点は規模は大きくても収益を生み出す構造に高い人件費、株主等の配当や物流コストがあり総合的なコストを考えると、中小零細企業には勝てない弱点があります。

極端な例ですが、戦争に似ていて大軍が現れると人はびっくりして敵わないと思うものです。

しかし、実際に戦って見ると小回りが利かない、指揮の統制が不十分等の欠点が必ずあり、冷静に敵を分析すると色々弱点があるものです。

大手は内装や品数等も充実してお金も掛けられますが、その分商品の価格に転嫁されます。

私はここに商売のチャンスがあると思います。

商品を見る場所と商品を買う場所の差別化をしてしまえば、必ず消費者戻って来るのではないでしょうか。

その為には品質価格共に競争出来る主力商品が必用で、消費者は大手と価格や品質を比較しながら購入しているうちに何処で買うのが得か判断を始めます。

特に作りたてのお惣菜などは、大手が一番苦手だと思われますし、地域や店の独自の味が強みになります。

大量に作られる加工商品は大手に任せ、お惣菜や小ロットのものは地元の商店で買う客の流れを作る努力が必用です。

実際に、美味しいお店があればわざわざ買いに行きますし、行列しても食べたい商品は大量に作れば、何時でもたべられるなら行列してまでも食べなくなります。

中小企業でも、大手企業の下請けになっている会社の経営は苦しく、下請けにならなくてもやって行ける得意先の分散している企業や独自の商品や技術を持つ会社それ程困って居ない様に感じます。

最終的には経営者の起業家精神が重要で「仕事を貰うと言う考え方から仕事を創り出す」「商品を売る発想から売れる商品を創り出す」発想が中小企業や零細企業には必用ではないでしょうか。


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