葛飾北斎を担ぎ上げた役人ビジネス!天下り利権ビジネスの実態を追う! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
現在墨田区役所のリバーサイドホールで行なわれている北斎生誕250年記念展覧会であるが様々な疑問が出て来ました。
開催期間が3月13日から29日の予定でしたが、東電の電力不足を理由に突然21日迄に短縮されています。
そもそも区民の税金買った北斎の版画ですし、墨田区役所内のリバーサイドホールで展示されているのに何故区民が500円もの入場料を取られるのか、このお金は何処へ行きどの様に会計処理されるのか疑問ではないでしょうか。
更に、主催者が墨田区かと思いましたら墨田区では無く、北斎生誕250年記念展覧会実行委員会なっているのです。
ここで展示される北斎の版画はそもそも区民の税金で購入された区民の財産ですが、リバーサイドホールとも一緒に、北斎生誕250年記念展覧会実行委員会に無償で貸出され入場料はここに入る仕組みです。
更に、区民の税金300万円が補助金として北斎生誕250年記念展覧会実行委員会に使われる仕組みになっています。
今回の展示にかかる費用の予算は456万円で、宣伝のポスター代やチラシの印刷費144万円、広告宣伝費で98万、運営費73万円、パネルとバナーで102万円、展示撤収費25万円、事務費と郵送費で16万円、消耗品3万円と言う予算構成だと言う。
これがバナーパネルと言われるものですが、これ一つが合計金額から数量で割ると1枚1万6千円するのですから庶民感覚では目が飛び出る金額です。
この、個人でも法人でもない北斎生誕250年記念展覧会実行委員会とは何なのでしょうか?
会員名簿には、北斎利権ビジネスに便乗して儲けようとする外郭団体や財団法人の名前がずらりと並んでいます。
官僚ビジネスは文化と言う大儀名文を掲げながら、利権の恩恵を受ける可能性のある事業を独占しようと画策している事が読み取れるのではないでしょうか。
区民の税金で買われたピーター・モースコレクションは図録化され、財団法人墨田文化振興財団が独占的に管理している事がわかりますし、主催者欄の最後に登場する北斎通りまちづくりの会に注目して欲しい。
平成21年の予算案書を見ると北斎通り関連事業等で1千28万円が使われているいる事がわかり、北斎通りまちづくりの会の事務局は東あられ本舗に置かれ、北斎館建設予定地のそばで利権の恩恵にあやかろうとしている事が読み取れます。
更に、北斎生誕250年記念展覧会のパンフレットの裏面に記載されている内容ですが、東京伝統木版画工芸協同組合が主催する事業にご注目下さい。
記念講演会とあり、講師が墨田区の資料収集委員兼資料評価員権文化部長の非常勤特別職の職員である永田生慈氏の名前があります。
墨田区から自由出勤で月額38万5千円の報酬を得ている筈ですから、東京伝統木版画工芸協同組合が主催する事業で講演をする事など副業を禁じられている普通の公務員は出来ませんが、この方は特別許される様です。
官僚ビジネスの道具に北斎の作品が利用され、区役所内で来場記念グッズが売られると言うのは、本来の行政のやるべき事なのでしょうか。
本日の都内の放射線量線量率(dose rate)μGy/h(1グレイは1シーベルトに換算できます )
最大値
(max)最小値
(min)平均値
(average)
※東京電力福島第一原子力発電所の事故以前の測定値は、1時間あたり0.028~0.079マイクロシーベルトで推移しています。0.0524 0.0405 0.0457