今年もとうとう最後の一日になりました!一年間のご愛読ありがとうございます。 [その他]
長野県松本市で見えた景色です。
今年も早いもので、私にはアッと言う間に過ぎてしまった様に感じます。
3月11日には、東日本大震災があり、翌月にには統一地方選挙、初めて挑戦した区議会では最初は勝手が解らず苦戦しましたが、今ではすつかり慣れなれました。
政治の実情を知れば知る程、どうしようも無い閉塞感があり、これを取り除かなければこの閉塞感から抜け出せませんが、この閉塞感は複雑に絡み合った糸の塊の様です。
これまでの、政治の怠慢で行政を監視して来なかった事が官僚利権の構造作り、官僚に丸投げにされた法案が可決され、官僚の既得権が法律で守られ、誰も手が付けられなくなった、これが行政改革を阻んでおります。
例えば、住民監査請求の請求期間は、会計支出行為があってから1年間と言う極めて短く、住民が違法な会計支出行為を発見するのは、極めて難しく、例え見つけてもこの1年間と言う篩にかけられますと殆ど残りません。
ところが、議員と言う立場ですと、会計支出行為の殆どがタイムリーに見えるので、疑問のある支出には異議を述べたり反対する事が出来ます。
仮に、反対しても多数決で議会で可決されたとしても、本当に違法性のある支出は監査請求期間内に監査請求出来ますし、その後の裁判での証拠収集も早く行えます。
何よりも重要なのは、こうした事を実際にやる人間が議員になった事は、不正に対する抑止力となりますし、行政を動かす住民側の武器になりますから、本当に調査力がある人が政治をやれば大きく変わる可能性があります。
官僚から提出される議案に全て賛成と言う議員ばかりでは、とても区民の声は反映されませんし、賛成する事は、賛成する根拠や理由を示す必要がありませんので実に簡単で、特に能力も必要とされません。
しかし、反対する事はかなり大変で、反対出来るだけの知識や調査力がそもそも必要ですし、更に、反対の根拠や理由を示せなければ、相反する反論をして来る相手を説得し、反論の矛盾を追究する事はできません。
結局、今年の議会では毎回何らかの議案に反対する結果になっておりますが、反対する議案は多くの問題が内在しています、当ブログで反対理由や問題点が詳細に書かれておりますのでお読み戴ければ幸甚です。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.152~0.135マイクロシーベルト(午後~時)