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2012年を迎えました。明けましておめでとうございます。 [お知らせ]

20120101.jpg[カメラ]2012年(平成24年)を迎えました。本年もより一層充実した大切な情報を皆様に提供して参りますので、引き続き本年もご愛読お願い申し上げます。

今年も波乱が起きそうな年になりそうですが、特に問題は国の予算案で歳入(国の収入)を遥かに上回る赤字国債(国の借金)への依存が4年連続となり、この国はどうなってしまうのか、楽観できない状況です。

身に迫る危険を感じる機能がマヒしてしまって、「皆で渡れば怖くない」的な感覚で、都合の悪い問題はその場で解決される事無く先送りと言う形で、見えにくくされているに過ぎません。

この調子で国債の発行が増え続けると、当然国内だけでは消化出来ませんかから、海外の銀行やヘッジファンド等が買い、日本の国債を材料にしたデリバティブ(金融派生商品)が作られます。

分かり易く言えば、日本の国で高い利回りの商品が作られ、そのリスキーな部分をCDS(Credit Default Swap)と呼ばれるデリバティブ商品が作られ、銀行は安全性を手に入れる代わりにリスクを投資家に販売します。

債務不履行になる可能性のある部分だけを、ヘッジファンド等の投資家に買って貰う為には高い利息を払う事で、リスクを商品化して売ってしまいます。

日本の国債が何故海外の投資家に買われると危険なのかについてご説明します。

海外の銀行は、金融工学で作られたCDSと言う商品の仕組みにより、仮に日本の国債がデフォルト(債務不履行)となった場合いでも損出を受ける危険が無くなる訳ですから、際限無く日本の国債を買い続ける事が可能になります。

むしろ、日本政府に対しても外圧で景気を良くするとか金融の自由化を一層迫る事で更に国債の発行を求めて来る可能性があります。

これは、日本の国債のCDSが売れうれば売れる程商品作りの材料となる国債が必用になるからです。

日本の国債を材料にした商品に更に利回りを上げて魅力的的な商品に加工する為に、別の危険度の高い商品を金融工学で生み出されたブラックショールズモデルと呼ばれる統計学を応用した複雑な計算で算出されたリスクをブレンドします。

こうしてしまうと、どんなに貸し倒れのリスクが高いものでも、銀行は貸し倒れリスクを肩代わりする投資家が居る限り、お金が貸せてしまいますから、更に、日本の借金に歯止めがかかりません。

日本の国債がデフォルトするとどうなるか、はギリシャの例を見ればわかりますが、政府にお金が無い訳ですから、その時点で公務員の給与は停止され、あらゆる行政サービスが停止してしまいます。

これにより、治安の悪化やゴミが回収されませんし、怖いのが恐ろしい程の物不足とインフレが襲いますから、現金や預金が激しく目減りしますし、全ての物価が上昇し国民全体の富の多くが消滅してしまう形で帳尻が合わされると思われます。

こうした事態にしない、させない為には行政の監視が必用ですので、無駄の撲滅に努めて参ります。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.150~0.137マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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