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電力不足は本当か?眠る電力資源ごみ発電の現実とその可能性!墨田清掃工場編 [脱原発]

20120705-1.jpg[カメラ]写真は墨田清掃工場のごみバンカ室のアームクレーンの制御室で、このクレーンで掴まれたゴミが焼却炉に送られます。

20120705-2.jpg[カメラ]ゴミバンカ室のごみの状況ですが、定期点検の為に6月22日から7月12日まで焼却炉や発電、熱供給の全てが止められています。

停止から2週間経っているにも関わらずこれだけゴミの量が少ないと言う事は、設計時にかなりオーバースペック、つまりゴミの量を過大に見積もり設計が行われた事を意味しています。

定期点検も3週間も取られこれが年数回行われている事は、焼却すべきゴミが無い事を暗示しているのではないでしょうか。

20120705-3.jpg[カメラ]清掃工場内にある蒸気タービン発電機ですが、この発電で墨田清掃工場は売電により年間約4億円の収入になるそうです。

清掃工場の焼却炉が1日当たり600トンと言う規模で焼却炉が無駄に大きい為にゴミが逆に不足して、発電出来るものが発電出来ないのが実情ではないでしょうか。

実際に操業実績を調査しますと平成23年度のごみ搬入量は125,483トンでこれを1日に換算すると343トンで焼却炉は1日当たり600トンの規模ですから57パーセントしか利用されていません。

つまり施設の43パーセントが使われず無駄になって居ると言う事です。

平成23年度の発電量は50,987メガワットアワーですから100パーセント近く利用すれば既存の施設でも72,000メガワットアワー程度の発電が理論上可能である事がわかります。

また、燃やすべきゴミが不足して発電機が回せないなら、焼却炉を350トンクラスのものを2基に改造し、交互に点検する等の工夫を加えれば、蒸気タービン発電機を常時稼働される事が可能です。

焼却炉の改造に実際にいくらかかるかは見積もりを取らないとわかりませんが、効率をアップする事で年間約2億円の売電収入が増え年6億円前後稼ぎ出せると思われますので数年で回収出来るのではないでしょうか。

福島原発の1号機が最大で46万キロワットですから、墨田清掃工場の発電機の発電量が50,987MWhを換算等をして再計算すると福島原発の1号機原の約2.8%分の発電量になるのではないでしょうか。

そもそも私は原発の再稼働には大反対ですから、こうした隠れた発電の可能性を検討もせずに再稼働を強行する政府や大政党のやり方は国民不在の官僚行政の怠慢だと思います。

東電も事故の責任を取るどころか損害は国民の負担に押し付け、電力料金の安気な値上げを強行しようとしています。

これも炉の構造や熱効率を良くする改造を行えば、蒸気タービン発電機を増設したり容量を変えれば更に発電量を増やす事が出来ます。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.148~0.141マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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