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進まないゴミ発電の現実!施設内のプラントごとに単価が出て来ない利権の構図にあり! [脱原発]

20120705-3.jpg[カメラ]墨田清掃工場での稼働率の悪さがごみ発電の安定供給を阻んで居る事が見えて来ました。

墨田清掃工場の設計上のゴミ焼却量は1日600トンですが、実際には1日平均340トン程度しか焼却して居ません。

その為年に2回は定期点検で数ヶ月焼却炉が停止されますので、多額の費用をかけた発電設備が稼働出来ずに停止している事になります。

ならば、焼却炉を350トン程度のものを2基に改造し交互に稼働させたり、ゴミが多い時や夏場の電力不足で発電は必要な時には2基を同時稼働させる事が可能になります。

しかしながら、焼却炉自体の単価や公害防止設備、発電設備の単価を調査してみると個別では出て来ない、つまり出せないと言うのが特別区清掃組合の回答です。

焼却炉を改造するとなると、清掃工場そのものを新規に立て直さなければならないと根拠はが不明な回答がされるばかりです。

我が国は福島原発事故で放射能汚染がどれ程深刻なもので、原子力発電が最終処分の当てがないまま放射性廃棄物を出し続ける発電であり、放置すれば地球環境にとって取り返しの付かない事になる事を国民は感じ始めています。

これからの課題は、原子力の変わる再生可能エネルギーやゴミとして捨てられるゴミ資源を最大限に活用してエネルギーを作り出す事が必用だと思います。

330億円使われ平成10年に建設された墨田清掃工場も作られた時はこの様な事態は想定されて居ませんでしたので、ゴミ処理に重点が置かれた過去の設計です。

お役人は具体的な根拠も示さず、新たに作り直さなければだめだと言って居ますが、現在の技術のレベルなら改造は可能だと思います。

ゴミ資源の有効活用と、熱効率の向上させた改造計画を急ぐべきではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.138~0.133マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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