SSブログ

自治体の観光投資のリスクを考える!連休で客足は伸びてもお金を使わない観光客の現実! [世界経済と日本]

20120715-1.jpg[カメラ]三連休の中日と言う事もあり家族旅行は日帰りで千葉県内の観光地へ行きました、お盆と重なったせいか道路は混雑し観光地もそれなりに人が入っておりました。

今回は、自治体が多額の予算と税金を投じて作った観光施設を2箇所訪問しましたが、実際に幾ら使ったかと言うと一人平均1500円しか使って居ませんでした。

その内訳は入場料が300円掛ける2か所で600円、昼食が600円、ソフトクリーム300円の合計1500円一家4人だとしても交通費を除いて6000円でした。

予算は3万円程度持って行きましたが実際には6千円と交通費で双方合わせても予算の半分以下でしたので何故これだけ安く上がったのか考えてみました。

何処の観光地も特色が無くなり、お土産や食事等に魅力が無い、特に買うもの無いし遊ぶもの無い、結果的にお金を使ってまでする事が無い様に感じます。

他の観光客の皆さんの動きを見て居ますと、以前の様にお土産をいっぱい買う光景は見られませんし、ただ見るだけでと言う方が多い様に感じました。

原因は景気が悪いだけでは無く、日常生活にありとあらゆるものが溢れ消費に対する意欲が著しく減退した時代になったからだと感じます。

墨田区は観光観光と大義名分を掲げ多額の税金を観光関連事業に注ぎ込んで居ますが、観光と言う水モノを実態以上に過大に評価しているのではないでしょうか。

東京スカイツリーが開業し、東京ソラマチ、スカイタウンが出来ましたが、出店した会社の経営者の方の話では客単価が予想に反して低く、お客は多くても素通りしてしまい厳しい現実があるそうです。

観光客の増加は見せかけだけの経済効果で、実際にはお目当ての観光客が意外にお金を落とさないので予想された経済効果には大きな疑問が残ります。

行政が水モノの観光にばかり力を入れて、そもそも地域を支えて来た産業や商店街、企業を軽んずる事は大変危険だと思います。

やはりバランス感覚が無いと地域の安定的な成長は見込めませんし、墨田区が計画しているすみだ北斎美術館は第二の郷土資料館と化す事は言うまでもありません。

こんなものに毎年多額の税金を使い具体的な根拠が無い観光で経済効果を歌うのですから呆れたものですし、税金を無駄に使わせない為には一刻も早く止めさせなければなりません。

最終的には区民の皆様の声が結果に大きく影響しますので皆さんの声を議会へ寄せて欲しいと願います。

観光地も何処にでもあるお土産やサービスでは、お客様は満足しませんしモノが溢れすぎた今、欲しい物が無い「飽食の時代」には新しい価値観の創造が求められるのではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.135~0.133マイクロシーベルト(午後10時~11時)


nice!(33) 
共通テーマ:ニュース

nice! 33

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。