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新設ひきふね図書館の謎!区分所有建物の価格が坪単価180万円が300万円化ける謎! [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]

20121123-1.jpg[カメラ]昨日に引き続き墨田区立ひきふね図書館(統合新図書館)と議案第88号「区分所有建物の買入にいて」の謎を検証してみましょう。

区内の不動産屋さんでレインズと呼ばれるシステムを使い京島1丁目の新設される図書館近くの不動産取引の価格から、区が買入る区分所有建物の坪単価が割り出せる事は昨日のブログでお知らせしました。

これによると、墨田区が買入る区分所有建物の価格がは買入額を面積で割ると1坪当たり約300万円になってしまいます。

付近の不動産取引の相場は1坪当り180万円なのに何故墨田区は、約120万円も高い約300万円で買うのかと言う謎が浮かび上がりました。

つまり20億円もしない筈なのに約30億円で買う訳ですから10億円以上も高く買うのはおかしいのではないでしょうか。

そこで、この疑問を契約課長に直接質問をしますと、内装込みの価格だから約10億円高くなったと言うのです。

議案第88号には「区分所有建物の購入について」あるだけで、契約の中に内装が含まれる事は一言も書かれていません。

常識的に30億円もする買い物で中身を議員に知らせないで議案として提出し、議員が内容を知らないまま議決されているのが現実ではないでしょうか。

普通、会社のオフィスや店舗部分を区分所有建物で買入する場合は、スケルトンと呼ばれるコンクリートが打ちっぱなしの状態で買入れ買い主が内装をやるのが普通です。

ましては、我々の税金で購入する訳ですから、内装の価格が曖昧な形でしかも内装の仕様も不明でですし、10億円と言う根拠も曖昧です。

これは単純に区分所有建物価格を出して内装は別に出せばわかり易いのですが、何らかの思惑があって恣意的に土地と内装を混ぜ合わせ見えにくくする操作が行われている可能性が否めません。

議員にこうした事を追及されない為に、取引価格に紛れ込ましたとも考えられますし、一緒に出しても議員がどうせそこまで調べずに議案が通るとだろうとしたのかわかりません。

しかし、議員が役人にこれ程舐められている事を象徴しているのではないでしょうか。

実際には何も調査せずに全ての議案に賛成する議員も多いのですが、議案が出されてから調査する時間も殆ど無く議決を迫られる事も議会制度そのもを変える必要があります。

それはさて置き、この問題は当ブログで平成9年9月19日のブログに取り上げています。http://ose.blog.so-net.ne.jp/2009-09-19

これは、不燃公社が建てる高層住宅の低層階の事務所部分が売れず墨田区に押付けた可能性が強い事が書かれております。

当時の記録によると床取得で24億円内装費が10億円と書かれております。

この時は私は一般市民でしたので詳しく知る事は出来ずに悔しい思いをしましたが、今では皆様のお力で議員にさせていただき、詳しい資料や情報を得る事が出来る様になりました。

お陰様で、こうして得られる情報や資料は全て電子データー化して保存し必要な時に取り出して比較したり推移を遡って調べられる様に管理しています。

こうやって分析して見ますと2009年9月15日の当ブログの記事http://ose.blog.so-net.ne.jp/2009-09-15をご覧ください。

20121123-2.jpg[カメラ]墨田区は再開発時に図書館の床を取得予定価格19億8千300万円と算出しています。

何故こんなに早い段階で購入する話になって居るのか疑問で、今はデフレ時代ですからこうした資産を持つことは値下がりリスクを背負う事にないります。

わかり易く言えば一方的に買い手である墨田区が高いリスクを背負う先物予約がされ、不燃公社この時点で計画通りの利益を確定出来るという仕組みです。

これは先物予約のデリバティブと同じ様な原理で、値下がりリスクの高い2009年に不燃公社は墨田区と売る約束を交わし、2012年に代金が決済される仕組みにあって居る様です。

実際の周辺地価から割り出した今の相場で計算して見ますと18億5千万円に下落していますから、1億3千300万円余りがこの3年間で値下がりで消えています。

もっと分かり難いのが内装費の10億円です。

この部分は再開発組合と称する事実上不燃公社が資料を持って居る為に確認が取れないのが実情です。

こうした隠された部分にも政商化する天下り外郭団体の利権の構図が隠されているのではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.165~0.153マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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