統合新図書館と言われたひきふね図書館の謎!30億6,800万円の買入の謎! [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]
これが2009年に取得した当時統合新図書館現在の墨田区立ひきふね図書館の床取得費の算出根拠を示す資料です。
これによると土地費、つまり土地の取得額と建物費つまり建物の建築費の合計を事業原価として算出し総額51億4,200万円の高層建築物総額を出し、墨田区が購入する部分を地価配分率を算定するという理屈です。
つまりこの建物の土地と建築費をふ含む総額が51億4,200万円になると言うのですが、墨田区はこの建物の主に2階から5階部分を30億6,800万円で購入する訳です。
しかし不思議ではないでしょうか、墨田区の購入する床の部分を除いても約20億円ですが、土地と建物全体の価格が51億4,200万円ですから、金額だけ見ると建物の半分近くをお金を出している事が窺えます。
全体の占有面積が9,262.3㎡に対し墨田区がの買入部分は3,380.83㎡ですから全体に対する占有率は33.57パーセントになりますから建物の全体の約3分の1が墨田区の所有物になる筈です。
では、価格面ではどうでしょうか、土地プラス建物の合計金額が51億4,200万円ですからその3分に1は17億1,400になります。
しかし墨田区の負担額は19億8,300万円から17億1,400万円を引くと2億6,900万円の差額が出ています。
そもそもこうした建物は1階は店舗等の需要が多いので割高になり、高層住宅の場合は最上階付近は眺望が良くなるのでこれも需要がや付加価値が高く全体と比べると割高になります。
しかし、墨田区が購入する部分は2階から5階部分ですから、利便性も眺望も日照の期待できない価値の低い筈の部分が、全体の平均から考えても2億6,900万円も高く買わされると言う事は大変な疑問で逆に安くなっても不思議では無い筈です。
この仕組みだけでも推計で約5億円は高く買わされているのではないかと感じます。
恐らく建物が完成後墨田区が購入した部分を不動産市場で売りに出せば約15億円~17億円程度にしかならないのではないでしょうか。
そもそも不燃公社は不動産デベロッパーでもないのに何故高層分譲住宅の販売をするのか疑問ですし、具体的な資料が無いまま原価達成率という意味不明な論理で墨田区の購入予定額が膨らまされて居るのではないでしょうか。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.167~0.153マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)