北斎美術館どころでは無い墨田区の実情!住民の命と安全が後回しの実態! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
国土交通省、都市局都市安全課住宅局市街地建築課市街地住宅整備室は平成24年3月1日時点のデーターを基に地震時等に著しく危険な密集市街地を発表しましています。
これによると東京23区で最も危険な場所が墨田区の上の図で赤く塗られた地域です。
墨田区は首都直下型地震が何時発生しても不思議では無いと専門家から指摘されているにも係らず莫大な税金が垂れ流しになる、すみだ北斎美術館の建設を強行に進めています。
しかし、これだけ広範囲の地域の住民が危険と隣り合わせで暮らして居る事に全く関心を示そうともせず、具体的な対策は後回しにされているのです。
大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災で被服省跡(現在の慰霊堂付近)の広場に逃げた逃げた多くの人々は大規模な火災に伴う火災旋風で大量の人々が焼死してしおります。
未だに、この教訓が活かせないのかと思うと悔しくてなりません、この犠牲者の死を無駄にしてはなりません。
この人達は身を持ってその恐さを私達に伝えて下さっております。
災害は忘れた頃に必ずやって来ます、大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災から今年で89年目で来年には90年になります。
首都直下型地震のサイクルは80年と言われておりますから、もう10年も過ぎて居ます。
住民の安全よりも事実上山崎区長の記念碑的な存在として作られるすみだ北斎美術館が優先され、これに疑問を持たない大多数の区議会議員がここに住む人達の安全を守れるのか。
無為無策のまま後回しにして、区民の皆様の命と財産が無残にも灰塵となってしまう危険性を何故考えないのでしょうか。
墨田区では、耐震や不燃化助成をしているものの、自己負担率が高過ぎて長引く景気の低迷で生活をするのがやっと言う人達では制度があっても使えないのが現実です。
それは、この制度の利用率の低さが表しており、せっかく用意された予算すら消化出来て居ないのが現実です。
これは首都直下型地震が発生し津波が発生した場合のシュミレーションですが、赤丸の地域は津波の被害を受けやすい場所で墨田区の北部はその危険性がある事を示しております。
これは洪水ハザードマップですが、荒川が氾濫した場合の想定では墨田区の西部の隅田川沿いの帯状部分を除いて殆どが水没する危険性がある事を示しています。
墨田区は、火災の危険だけでは無く水害の危険も存在し、長い間水害の被害が無かった為にこうした被害が出る事を忘れて居るのではないでしょうか。
これによると墨田区の4分の3が水深3メートル以上5メートル未満の水位になると指摘されておりますが、美術館で観光推進だと言っておりますが、住民と観光客の安全を忘れているのではないでしょうか。
最終的には自分達の安全は自分で守らざるを得ませんが、今からでも遅くありません、災害発生時に自分達の身を守れるよう北斎美術館よりも区民の皆様の安全を守る事を優先するよう声を上げて下さい。
江戸時代後期の農政家の二宮金次郎は、夏になすの漬物を食べて秋茄子の味がした事から飢饉が来る事を予想し、町民に飢饉に備えて食料の確保をさせ町から誰一人餓死者を出さない事に成功しました。
政治家とはこうでなければならないと思います。
庶民は毎日の生活でやっとですから、少し違った角度から物事を観察し、予想される最悪の事態を想定し、人々が災害や生活に困らない様に先手を取って対策を立て守る人が必用です。
それにしても北斎美術館と言うハコモノばかりに目が奪われて、区民の皆様の暮らしや安全を守ろうとする事に目が行かないのは、悪政が続いて居るの証拠ではないでしょうか。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.163~0.147マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)