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平成25年予算特別委員会8日目、意見開陳!お役人の議案全て賛成の会派の言い訳開陳 [たった1人の行政改革!信念と行動が行政を変える]

20130312-1.jpg[カメラ]3月12日は平成25年予算特別委員会8日目の最終日で意見開陳(いけんかいちん)が行われました。

これは、意見開陳直前に配られた「平成25年度墨田区一般会計予算 付帯決議(案)」ですが、案の筈ですが採決では何ら討論の余地無くこれを付したまま強行採決されました。

当然、この動きに墨田オンブズマンは議長に対して異議を述べましたが無視して採決しています。

この一般会計予算の最大の争点は、墨田オンブズマンが問題が大きいと指摘している北斎美術館関連の予算が4億6千万円も含まれて居る事です。

区民からの批判を恐れた自民党会派は、批判の逃げ道として付帯決議を付けると言う方法を思い付いた様ですが、これが実にお粗末なのです。

上の文面をご覧ください。

何ら具体性も拘束力も無い内容である事が分かります。

1.「管理運営費の更なる圧縮」と言う文には管理運営費が更なる圧縮とは、何を基準にしているのか、基準から何パーセント圧縮なのか、具体的に幾らまで圧縮するのか書かれておりません。

2.「収入面の増加に全力で取り組むこと」とは何でしょうか、「全力で取り組む」ポーズさえ見せればよしと言う事になりかねません。

3.「文化振興の面のみならず、観光のまちづくりにおける効果」とは具体的にどの様な効果なのか定義が曖昧すぎて、法律に近い条例を決める議会の議員がこの様な定義の曖昧な文章を作る事自体そのレベルが疑われます。

4.「効果を最大限に発揮できるよう」の部分も何ら具体性が無く、最大限に発揮する具体的な方法や定義が見られないお役人文学で書かれた文章と言わざるを得ません。

5.「区民の理解を得るため、全庁挙げてなお一層努力する」とは何なのでしょうか、つまりこの付帯決議は努力義務で、何ら行政を拘束するものではありませんよと書かれております。

区民を馬鹿にした話しで、付帯決議自体に墨田区に努力義務を課して居るだけですから、何ら意味がありません。

正に見せかけだけのポーズでしかありません。

こうした点を私に指摘されるのを恐れ、意見開陳が始まるギリギリのタイミングで出して来ましたし、採決直前に議長に異議を申立てをしようとしてもこれを無視して強行採決するのですから誰の為の予算委員会なのでしょうか。

結局採決の結果は次の通りになりました。

議案第3号平成25年度墨田区一般会計予算

反対:墨田オンブズマン、共産党。

賛成:自民党、公明党、きずな、みんな

議案第4号平成25年度墨田区国民健康保険特別会計予算

議案第5号平成25年度墨田区介護保険特別会計予算

議案第6号平成25年度墨田区後期高齢者医療特別会計予算

反対:共産党

賛成:墨田オンブズマン、自民党、公明党、きずな、みんな

平成25年度墨田区一般会計予算の編成替えを求める動議(この内容は、北斎美術館関連経費を全て削り、耐震や不燃化、細街路の整備に組み替えるものです)

反対:自民党、公明党、きずな、みんな

賛成:共産党、墨田オンブズマン

北斎美術館問題では、今まで反対を表明して居たみんなの党のしもむらみどり議員が一転して賛成に回りました。

意見開陳では、本来は賛成又は反対する理由や説明をするものですが、賛成ばかりしている会派の開陳は長々と賛成した事についての言い訳がましい内容が目立ちました。

例えば、「耐震とか不燃化でより一層の努力を求めます」と述べても、決められた予算が少なく財源が無いのにどうやってより一層の努力をすれば良いのでしょうか。

はっきり言って見せかけだけのポーズに過ぎないのです。

こんな誤魔化しに騙されてはなりません。

残念ながら北斎美術館の建設に反対を正式表明している会派は、墨田オンブズマンと共産党だけとなり議会の与党化が進みました。

しかし、お役人の作った議案全て賛成では区民の皆様の声を行政に反映させる事は出来ませんし、賛成票を入れるだけなら、そもそもこの様な議員が居ても何の役に立つのでしょうか。

議会がオール与党化してしまうと行政のチェック機能が働かなくなり、官僚のやりたい放題になってしまいます。

結果的に財政の悪化や行政サービスの低下、ハコモノが増大する反面、福祉等が切り捨てられる事に繋がります。

最終的には有権者の一票一票が実は本当に大切で、こうした流れを変える事が出来るのに諦めてしまう有権者が多いのではないでしょうか。

投票率から考えますと、区民の有権者の約半数が選挙に行って居ません、これにより組合や団体等の組織を持つ有権者が押す政治家が当選し易くなって居るのです。

皆さんが選挙に行って投票する事で、組織票の割合が薄められますから組織に関係の無い人が当選する可能性が高まり政治そのもが変わって来る事を知り、諦めないで欲しいと願います。

官僚が一番恐れるのが自分達以上に優秀な人材が議員になる事で、これはかなり脅威となります。

特に議員と行政の長のやり取りとなる委員会等の質疑では狡猾な官僚と対決出来る能力が必用です。

世襲や政党のイメージでは無く、経歴や人格に裏打ちされた優秀な人物を政治の世界に送り込む事が非常に重要だと思います。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.170~0.152マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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