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東京23区でワースト2位!区の人口1人あたりの図書館の床面積!蝕まれる学習環境! [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]

20130521-1.jpg[カメラ]今月発行された「墨田区公共事業白書」によると墨田区の人口1人あたりの図書館の床面積割合が0.026㎡と狭く、東京23区で比較して見るとワースト2位である事がわかります。

ちなみに、ワースト1位は世田谷区、2位墨田区、3位練馬区、4位足立区、5位江戸川区となっております。

こうした状況下で墨田区はあずま図書館と寺島図書館を廃止統廃合しひきふね図書館を新設しました。

この図書館そもそも図書館の為に作られた建物で無い為に今年の3月末に開館したものの区民の皆さんの評判は芳しくありません。

20130521-2.jpg[カメラ]これはひきふね図書館の自習室ですが、狭い上に自習スペースの間隔が近すぎてまるで養鶏場の鶏小屋を連想させます。

本やノートを広げるとかなり狭く、利用者は隣に座る人との間隔が僅かですから何かと不快感を感じるのではないでしょうか。

現在では、この席ですら事前に予約をしないと座れませんし、夏休みになると学生さんの利用が増えるので大変な混雑が予想されます。

この図書館の問題は4年も前から指摘しておりますが、国土交通省の天下り法人と言える一般財団法人首都圏不燃公社が建てる高層分譲マンションのテナントが入らない2階から5階部分の事務所スペースを墨田区に押付けた様です。

その為ひきふね図書館は1フロアーがかなり狭い上に4階に分かれておりますので、図書館としては効率が悪く必要な図書を探すには階段やエレベーターで上り下りしなければなりません。

駐車場は地下にあるのですが狭すぎて常時混雑しておりますし、私が4年前に指摘した通りになっております。

また、地下の駐輪場から図書館へは3階も移動しなければならず更に3階を移動して5階まで行く様な、図書館を利用するのに最大で6階も移動しなければならない効率の悪い施設が区民に押付けられる結果になりました。

この図書館に総額30億円683万円も支払っているのですが、官僚の利権に図書館まで食い荒されるとこうなるのかと痛感しますし、区の人口1人あたりの図書館の床面積がワースト2位と言うのは行政が区民を軽視している事を物語って居るのではないでしょうか。

その反対に墨田区の職員住宅は23区でトップから6位で、区職員1,000人当たりの職員公舎数は57.1戸で墨田区の官尊民卑の状況が解るのではないでしょうか。

墨田区の場合はこうした状況になってしまうのは、やはり議員が行政を監視すると言う本来の仕事を怠り、逆に、お役人の出す議案全て賛成と言う会派が多数を占めてしまって居る事が原因ではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.137~0.129マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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