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防災船着き場名目で作られた吾妻橋船着き場の諸問題を考える!暗躍する外郭団体! [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]

20130602-1.jpg[カメラ]防災費の予算から捻出する為に防災船着き場と名付けられている吾妻橋船着き場ですが、これも複雑に利権が絡むものだと感じます。

その理由は、この程度の桟橋を作るのに何も関西の業者に作らせ、それも海路はるばる運んで来た訳ですからかなり高いものについていると思います。

20130602-2.jpg[カメラ]6月1日のオープニングではこの桟橋の完成で最も恩恵を受ける事が想定されるのは水辺ラインと呼ばれる水上バスを運営する東京都の外郭団体、公益財団法人東京都公園協会です。

この日もすみだ親善大使から水上バスの船長に花束が贈呈されました。

こうした事から、主にこの桟橋を使うのが水上バスで、桟橋を管理するのが墨田区の一般財団法人観光協会となるであろう筋書きが見えて参ります。

水辺ライン自体は赤字でも公益性を理由に東京都の多額の補助金が支払われますし、墨田区内の桟橋の維持管理費が赤字でもこれも公益性を理由に補助金が投入される可能性があります。

20130602-3.jpg[カメラ]これは桟橋と固定する杭が潮の干満で桟橋が上下する為に一定の高さを保ちながら浮かせる為の装置です。

桟橋を固定する杭は一辺が1.2メートルもある角柱で長さが約21メートルもの4本建てられておりますが、大規模な津波等を想定したとしても必要以上の仕様ではないかと思われます。

20130602-4.jpg[カメラ]係留杭に接する部分はゴム製のローラーと衝撃を吸収する為のダンパーがステンレス製のブラケットにナットで固定されています。

ステンレス製のブラケットにSUS(ステンレス)のナットで固定されて居るのにナットの緩みや抜け落ちを防止する為の割ピンが鉄製で、もう腐食が始まって居るのですから実にお粗末な管理体制である事が窺われます。

総じてこの船着場は片側40メートルに渡り転落防止用の柵がございませんので、管理に不備があれば転落事故が起こる可能性が非常に高いと言わざるを得ません。

本来は、東京23区で最も危険な木造密集地帯を抱える墨田区北部の細街路拡幅や耐震化。不燃化を促進すべき予算が防災船着き場と言う名目で観光に転用されてしまってしまいました。

墨田区が進める観光もまち歩き等で区内を観光する観客が首都直下型地震等の災害からの安全を確保すべきです。

墨田区が先ずやるべき事は区民の皆さんの生命と財産の安全を確保し、耐震化や不燃化で中小零細の工務店等が仕事が増やす施策で経済効果を生み出し、地域を活性化させる事だと思います。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、本日は都合により未計測です。


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