第20回松本清張賞受賞式!受賞は山口恵以子さん!受賞までの不遇を面白く語る! [ニュース]
21日帝国ホテル東京富士の間で開催された第四十四回大宅壮一ノンフィクション賞と、第20回松本清張賞の受賞式が報道関係者を含む約600名が招待され行われました。
大宅壮一ノンフィクション賞は船橋洋一さんの「カウントダウン・メルトダウン」(文藝春秋刊)が受賞しました。
この賞は報道現場に居るチャンスの多いマスコミ関係者が断然有利ですので一般の方が独自に取材して描き出す事はかなりハードルが高い様です。
第20回松本清張賞を受賞した山口恵以子(やまぐちえいこ)さんが手にしているのは、正賞の時計と副賞500万円の目録です。
今回は595篇の応募作品から三次予選を通過した4篇が候補作となり最終的に山口恵以子さんに決定しました。
受賞のスピーチでは、複数のコンテストに応募して落とされた経験を語ると共に、各賞の審査の基準を独自に分析しその敗因を面白く語って下さいました。
苦節25年、四半世紀の苦難の超えての受賞だけに本当にうれしそうでした。
やはり苦労を共にして来た松竹シナリオ研究所の残党とも言えるメンバーは時代劇研究会を作り今でも活動を続けております。
仲間の姿を見てほっとした様な山口さんでした。
今後もこの時代劇研のメンバーからこうした賞を取れそうなメンバーが居りますので今後が楽しみです。
映画好きが集まった時代劇研も結成から25年も経つと、当時若かったメンバーも50代前後になってしまい、年月が経つのが如何に早いか痛感致します。
また、この25年間に多くの人達が消えて行き、少ないメンバーで存続も危うい状態でしたが、山口さんの受賞を切っ掛けに再び皆が作品作りに力が入るのではないでしょうか。
やはり何事も長く続ける事が如何に大切かや、互いに批評し合える仲間が居る事も大変重要です。
受賞作品の前評判も好評との事で、早くも次回作を期待されて居る様です。
山口さんの場合は、これまでに書き溜めたストックがかなりあると思いますので、今の筆力で突っ走ればこうした期待に応えられると思います、皆さんでこれからも小説の創造者を育て上げて下されば幸甚です。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.150~0.138マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)