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企画総務委員会報告!墨田区の公共工事の入札の現状!不参加、辞退だらけで決まる [墨田区の灰色政治]

20130701-1.jpg[カメラ]議案第51号菊柳橋下部工事(その1)請負工事の一般競争入札の入札見積経過調書ですが、応札に来たのが僅か2つの共同企業体うち1つは辞退して残りの企業体が落札しています。

以前は東日本大震災で工事コストが上昇して採算が合わないと言う理由でしたが、材料費等の積算価格は四半期毎に改定されているそうですので、それでも応札者が少ない事は何か別の理由がありそうです。

入札仕様書は相変わらず議決前に開示されませんので、工事の詳細は不明のままです。

議決後情報公開で入札仕様書を確認するしかございませんが、工事概要を見ますと橋梁下部基礎工28本、取付護岸基礎工26本、取付護岸躯体構築工2基、地盤改良工1式、仮設構台1式、家屋調査1式と言う内容です。

基本的に土木建築工事が出来る企業なら施工可能な工事だと思われますが、何故応札者が少ないのでしょうか。

20130701-2.jpg[カメラ]議案第53号の物品の購入で、災害用非常食品の購入の指名競争入札の入札見積経過調書ですが、1回目の入札では10社が参加しうち1社が辞退して、予定価格を超えて居た為に2回目の入札が行われました。

驚いた事に9社中6社が不参加、2社が辞退し、2回目も入札に参加したのは1社のみで結局この会社が落札しています。

何故こうした現象が起こるのでしょうか、実際にこうした業界の経営者からは墨田区の指名競争入札は実績主義のハードルが高過ぎて、お声もかからないし、参加する事や実績を作る事が難しく、やるだけ無駄と言う声が聴かれます。

その結果同じ様な顔ぶれの企業ばかりが受注していると言う声が経営者から寄せられて居ます。

以前当ブログでもこの問題を取上げましたが、厳しい仕様の為に特定のメカー以外の製品は受付けない仕組みになって居る疑いが捨てきれません。

20130701-3.jpg[カメラ]これは議案に書かれた品目及び数量ですが、厳しい端数が付いて居る事にご注目下さい、この端数を満たせる商品となると特定のメカーの製品に限定される可能性が否めません。

また、飲料水では同じ飲料水なのに炊き出し用と飲用と分けられ、これも厳しい端数が付けられています。

例えば、炊き出し用の飲料水では、6,510本とあり、通常の梱包単位である1ダース12本、又は倍の24本で割り切れません。

6,510本を1ダース12本で割ると542.5ダースと端数が出ますし、24本で1ケースとすると271.250ケースと端数が出るのです。

この事から通常の規格外の包装単位を用いる商品に限定されている可能性があるのではないでしょうか。

特定のメーカーの商品である事が分かれば、各業者はメーカーからの仕切り価格の違いから、応札結果がある程度予想出来ますので不参加や辞退と言う形で入札を諦めてしまうのではないでしょうか。

昨年の入札の際にもこの問題を区議会で指摘しておりますが、直って居ない様ですから何らかの問題が隠されて居るのではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.160~0.152マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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