企画総務委員会の管外行政調査!大分市に見る起業家育成プロジェクト! [墨田区議会]
企画総務委員会の管外行政調査3日目は大分市役所と大分区議会を訪問し起業家育成プロジェクトについて調査致しました。
市庁舎とは別棟にある大分市議会です。
大分市の起業家育成プロジェクトの注目すべき点は、市職員の中から起業家をつのり厳正な審査をした上で必要な予算とメンバーを揃えて実際に実施する所にあります。
これは決められた業務しかやらないお役所の体質を改善する効果があるだけでは無く、新しい行政サービスを創り出す上でも大変有効なものだと思います。
例えば、どんぐり通貨制度では、子供達にどんぐりを集めてもらい、市役所でどんぐりを通貨としてノートや鉛筆と交換して、どんぐりの種子で苗木を作り市民に植林してもらう制度です。
これは、市民が里山の自然に触れてもらえる効果と子供達が通貨という制度を理解させる為にも有効ですし、最終的に荒れた里山を復活させる効果もある素晴らしいものです。
起業と言っても全ての起業がうまく行くとは限らないのが現実です。
そこで、起業に応募した職員が行った事業が失敗した場合マイナス評価に繋がらないのかと、一度失敗した人がリベンジ出来るチャンスが与えられるのか質問してみました。
市の理事者の回答は失敗してもマイナス評価は無くリベンジのチャンスも与えられるそうです。
この事は大変重要で、起業しようとする人は大変限られており、何度か挑戦して初めて成功するものですし、お役の様な単年度単位で成功する事業は限られてしまうからです。
私自身脱サラをして自分で起業しましたが、軌道に乗るまで数年かかりましたし、更に収入が安定するまで10年近くかかった経験があるからです。
自分で会社を起こすには、その方面の専門家になり資金繰りや事業計画は勿論、安定して仕事を受注する為には取引先との人間関係は勿論、あらゆる方面で人脈を持つ事が必要です。
多くの若者に起業をしてもらいたいと思いますが、どんな事業も最初から儲かる訳でもありませんし、取引先の倒産等で損失が出る事もありますので、こうした経験を乗り越えて初めて経営が安定するものです。
サラリーマン時代営業成績が良く専門知識が豊富で脱サラした友人が居ますが、その多くは事業成功させて居ます。
事業成功の秘訣は仲間を作る事で、お互いに仕事を回しあったり、儲かっている時は仲間の会社に仕事を回したり、逆の場合は互いには助け合える関係を作る事が大変重要です。
長引く景気の低迷で起業はかな難しい時代ですが、返ってこんな時代に起業した人の方が本当の成功をしていると思います。
景気の良い時代に起業すると最初や良いのですが、欲と過信から事業を拡大しすぎてしまい、景気の変動で大きな損出を出してしまう事が多い様に思います。
やはり社会にとって起業家の存在は大変重要ですから、才覚がありチャレンジする人が多く出られる環境がどうしても必要だと思います。
人に使われるの嫌いな人で独立精神の旺盛な人は、アイデアと奉仕の精神のある方は起業家として有望だと思います。
逆に組織等に依存するタイプや自己中心的な人、責任を全う出来ない人は起業家に向かないと思います。
未計測です。