本所地域プラザの指定管理者に見るガバナンスの現実を知ろう!区民感覚とのズレ! [墨田区議会自由民主党の実像を見よう]
施工業者とのトラブルで完成が10月1日開館予定が約2週間遅れ12日に開館祝賀会が行われる本所地域プラザです。
本所地域プラザの管理を行うのは入札等が全く行われないまま事実上随意契約となった一般社団法人BIG SHIPですが、「祝賀会」のご案内を見て驚きました。
午前11時15分~12時00分のランチタイムでしかも立食形式で会費が5,000円と言う区民感覚を逸脱した料金設定で、まるで政治資金パティーの様な感覚ではないでしょうか。
都内の超一流ホテルのランチバイキングでも大体5千円から6千円でしかも立食ではありません。
一般社団法人BIG SHIPの山中みどり代表理事は、自民党の国会議員等の後援会の役員として地元では知られた人物で、区の行政委員等でよくお見かけする方です。
しかし、地域プラザの開館祝賀会で会費5,000円と言うのは金銭感覚がズレて居るとしか思えませんし、墨田区民の皆様の平均所得が237万円と言う情況で生活苦を抱えた方が多いのにこの金銭感覚には不安になりました。
この様な価格設定では、一般の区民の皆さんは相手にしませんよと言って居る様なもので、何らかの利害関係がある人しか呼ばれませんし、また来ない筈です。
こうした事が繰り返されますと、一般の区民の皆様は使いづらくなりますから特定の団体だけが特権的に使う様になってしまう恐れも無いとは言えません。
墨田区は、競争入札無に指定管理者を一般社団法人BIG SHIPに指定した理由として、ガバナンス会議を経て組織された団体だからと言っております。
しかし、当時のガバナンス会議に参加された方のお話では、自民党の後援者の方が多く、自分達は雑用等つまらない事ばかり押付けられ、しまいには参加する意味が感じられず辞めたそうです。
実態はガバナンス会議と称して公募はするものの、何度か会議を行う為に自分達の息が掛かった人やイエスマンしか残れない状態だったとお話をされています。
墨田区などのお役所はガバナンスを自分達の都合の良い意訳をして「協冶」と訳しておりますが、本来の英語のガバナンス(Governance)はの意味は、「統治」で、その意味は「主権者が国土及び人民を支配すこと」なのです。
皆さんに馴染みの無い「ガバナンス」と言う言葉をお役人が使うのには、理由があります。
つまり、聞きなれない言葉を使う事により、本質を見えにくくする心理的トリックが使われ、一般人が知らない用語を使われると反論が出にくくなる効果もあるからです。
実際には官尊民卑で「統治」と言いたい所ですが、これを「統治会議」などと言ってしまうと区民から反発を招きかねませんので「ガバナンス会議」と言い換えるだけで、反発すら起きない状況にすり替わる訳です。
こうした心理的なトリックに引っかからない為にも、原語の意味をしっかり調べ理解する事も必要ですし、その実態は何かをしっかり知る事も必要です。
各地の自治体で行われて居るガバナンスの多くは、地域住民参加型を謳いながら実態は名目に過ぎず、お役人やOBの息のかかつた組織である事が多い様です。
本所地域プラザも区民の皆様が管理やサービス、料金等に不満があればどんどん声を上げるべきで、特定の団体だけが優遇される等の事があれば即刻、指定管理者を変えさせるべきではないでしょうか。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.155~0.147マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)