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平成25年決算特別委員会審査5日目は産業観光費・土木費の審査を行いました! [これが最強のオンブズマン]

20131031-1.jpg[カメラ]平成25年決算特別委員会審査5日目は産業観光費・土木費の審査が行われ疲弊する商店街の問題について質問を致しました。

墨田区の商店街に対する対策は、官僚利権が優先され殆ど後回しされて来たと言っても過言ではありません。

墨田オンブズマンが区内の景気動向を調査したところ、特に消費税が来年4月から増税される事が決まって以来、商店や飲食店の売り上げの減少は大変悲惨なもので、経営者の方からこのまま続けられるのだろうかと言う不安の声が多くございます。

特に影響が大きいと感じましたのは、飲食店で20年以上経営を続けて来たベテラン経営者でさえ悲鳴を上げて居るのが実情です。

この傾向は墨田区全区内に及んでおり、スカイツリー特需を期待した墨田区の観光施策が期待外れであった事も次第に明らかになっています。

ここで墨田区がきちんとした商店街対策をして来たのかと言うと、これまでの施策は全く逆で、両国の再開発、錦糸町北口再開発やオリナス、曳舟の再開発では大規模小売店舗を誘致する拠点主義の施策が商店街の衰退を招いております。

平成24年度決算を見ても、商店街活性化事業費は全体で総額約1億1400万円なのに対して、産業観光プラザまち処管理運営費は1億6000万円、一般財団法人墨田観光協会運営及び推進費は1億円です。

産業観光プラザまち処の指定管理者は事実上役人の天下り法人の一般財団法人墨田観光協会ですから、ここへ約2億6000万円が投入される一方で、商店街活性化事業費は総額約1億1400万円で約半分にしか過ぎません。

こうした状況を見ても自分達の利権に関わる部分に手厚く、区民の生活基盤を守る事には非常に消極的どころか、外部から大型商業施設を誘致して地元商店街のお客さんを奪うことばかりをして来たと言えます。

墨田オンブズマンは古くからこうした問題を等ブログやHPでその危険性を指摘し、区議会でも産業観光プラザまち処等の問題を再三指摘した上でこれらの議案に反対をして参りました。

結果を検証してみますとこれまでに指摘して来た問題が予想通りに展開して居る事が確認できますし、お役人主導の施策は失敗を繰り返して居る事は明らかです。

また、墨田区は観光、観光と観光優先の施策を展開しておりましたが、これに区議会で皆が観光と言って居る時程危険である事を指摘いたしますと、散々無責任な野次が飛ばされました。

しかしながらこうして観光に浮かれた結果、大切な産業や中小企業が衰退しているのです。

墨田区を活性化する為には、やはり中小零細企業が元気にならなければ商店街や飲食店が良くなりませんし、このままこうした産業が衰退し、マンションだらけになってしまいサラリーマンだけになってしまえば区内の活力は失われます。

20131031-2.jpg[カメラ]墨田区は国際観光都市と言って居ますが外国人の旅行消費は国内旅行消費の5.7パーセントに過ぎず、日本経済全体での貢献度は0.2パーセントに過ぎません。(国土交通省観光省2009年3月の「旅行・観光産業の経済効果に関する研究ⅠⅩ」公表デターから)

上の旅行・観光産業の経済効果に関する外国人のシェアをご覧戴ければ外国人観光の消費を期待するなら自然が豊かな国にする事や、スペインやフランスの様に都市に歴史が感じられ綺麗である事が求められる事が見えて参ります。

こうしたデターから墨田区が国際観光都市として発展するには美しい都市計画から始める必要があり、また実現に至るまでには大変長い年月が必要です。

現実の問題としてそんなに気の長い話では生活が成り立ちませんから、しっかりとした中小零細企業対策を優先して行い活力を取り戻すし必用がございます。

その他に隅田公園の公衆トイレ問題や、昨日当ブログで取上げたファッション産業人材育成支援事業の問題を質問致しました。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.150~0.144マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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