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元旦から七草までの間に七つの福徳の神を巡る隅田川七福神巡りの歴史を知ろう! [墨田区の名所・旧跡]

20140103.jpg[カメラ]元旦から七草までの間に七つの福徳神を祀る寺社を巡る隅田川七福神巡りは、江戸時代から始まった開運を祈る行事です。

隅田川七福神の始まりは、文化元年に佐原鞠塢らの文人達が福禄寿にちなんだ正月の楽しみ事は無いかと話し合った結果、七福神巡りを考案した事が切っ掛けの様です。

つまり、隅田川七福神の発祥の地は向島百花園でここに福禄寿、隅田村の多門寺の本尊が毘沙門天、須崎村長命寺に弁財天、小梅村の三囲稲荷に恵比寿・大黒の小祠、須崎村の弘福寺に布袋和尚の木像があり、寺島村の鎮守白髭明神を弁財天として七福神が揃いました。

江戸時代に人気を集めた背景には、一巡り一里(約4キロ)の適度な行程で付近には墨堤周辺の史跡を眺めながら散策出来る上に料亭や長命寺の桜餅等の名物が楽しめる事から初詣の散策地として人気を集めました。

今でもこの近辺には向島の料亭街があり、長命寺の桜餅はもちろん言問団子、白髭神社付近には草餅、きび団子のお店があったり、弘福寺には咳止めあめが売られ、向島百花園では落雁等の名物菓子が売られています。

しかしながら、元旦から5日頃まで料亭や一部の名物菓子屋さんがお休みですから、これを楽しむには5日から7日が銘菓巡りには最適です。

江戸時代の人達が考えた、お参りの拠点を結び巡り歩く工夫は現在でもまちの活性化に繋がる素晴らしい知恵だと思いますし、当時の文人の粋な発想や情報発信力にから今も学ぶ事がある様に感じさせられます。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.144~0.138マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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