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平成26年第一回区議会定例会で大瀬康介が北斎美術館よりも要緊急対処問題を指摘! [墨田区議会]

20140220-1.jpg[カメラ]平成26年第一回区議会定例会2日目の20日大瀬康介が一般質問を行い、山﨑区長が建設を強引に強行しようとするすみだ北斎美術館よりも緊急に対処が必要な諸問題について指摘を行いました。

概要は、待機児童や特別養護老人ホームの待機者対策、街路灯の総LED化で地元の中小零細企業へ8億円の発注を行い消費税増税に伴う景気の減速に対処すべき事や2号踏切の高架化を急ぐべき事について質問を行いました。

質問原稿の全文を公開致しますので是非ご覧下さい。

墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。これより一般質問を行います。

私からは、すみだ北斎美術館よりも緊急に対処すべき施策があるのではないか、という観点から質問いたします。

第1番目の質問は、今年度のすみだ北斎美術館に係る予算の執行状況についてです。


先ず、これまでにすみだ北斎美術館にどれだけの税金が使われたかを振り返ってみましょう。

昨年の平成25年第3回定例会で私が質問致しましたが、平成元年から平成24年度までの北斎美術館計画に使用した執行額の累計は約26億円である事をご答弁いただきました。

平成25年度は決算額がまだ固まっておりませんが、現時点の具体的な執行額についてお答え下さい。

第2番目の質問は、この26億円を超える税金を、保育所の整備助成や特別養護老人ホームの整備助成に充てて居れば、保育所の待機児童や特養ホーム待機者問題は存在しなかったのではないかと言う点についてです。


平成26年度予算発表資料の(安心していきいきと暮らせる「すみだ」をつくる~子育て・高齢者施策)を拝見致しますと、「保育・学童クラブ待機児童の解消」では約7億円の予算を計上し、保育定員の拡大を行う事で、平成27年には待機児童「ゼロ」を目指すとされております。

ここからも解ります通り、約7億円で待機児童が解消されるということです。


墨田区は北斎美術館関連に平成20年度約1億3千万円、平成21年度約1億8千万円、平成22年度約2億3千万円、平成23年度約1億円、平成24年度約1億5千万円とこの5年間で約7億9千万円を使っておりますが、これらの予算を待機児童対策に充てて居れば昨年の様な待機児童問題は起こらなかったといえるのではないでしょうか。


また、高齢者施策の「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるまちへ」とサブタイトルされた「特別養護老人ホームの整備」では2億5千万円を使い、旧木下川小学校を活用した特別養護老人ホームの整備を助成する事で、120名の待機者を受け入れる事が出来る上に、防災拠点型の地域交流スペースをはじめ防災備蓄倉庫や防火水利を同時に整備出来る事となっております。

平成25年11月末現在で782人の特別養護老人ホーム待機者がいらっしゃいます。

これを解決する為には、特別養護老人ホーム1床当たりの東京都の建設補助は559万円であり、墨田区の建設補助は半分程度とのことですので、墨田区の実質的負担は280万円程度と考えられます。

これに現在の782人の特別養護老人ホーム待機者数を掛けますと約21億2千万円の投資で特別養護老人ホーム待機者をゼロに出来る事が試算出来ます。

すみだ北斎美術館に債務負担行為を含め総額約40億円の税金を使うならその半分程度の予算で特別養護老人ホーム待機者をゼロにする事が出来ます。

墨田区の目標とする「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるまちへ」を一刻も早く実現させる事が北斎美術館計画よりも重要ではないでしょうか。


そこで区長に質問ですが、「すみだ北斎美術館」と「待機児童問題で苦しまれる区民の皆様の幸せ」そして「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるまちへつながる特別養護老人ホームの新設を待ち望む待機者とその家族の幸福」のどちらが大切だとお考えでしょうか。

また、平成23年4月24日に執行された墨田区長選挙の区長の選挙ポスターには「安全で安心なまちづくり」を掲げ、選挙公報では「区民が主人公の魅力あるまちを築きます」「不断の行財政改革によるスリムな行政の実現」を公約されて当選された事を覚えていらっしゃいますでしょうか。


なお、平成23年4月24日に執行された墨田区議会議員選挙の選挙ポスター及び選挙公報で「すみだ北斎美術館の建設」を掲げて当選された議員は一人もいらっしゃらなかった事も付け加えさせていただきます。

第3番目の質問は、2月12日木曜日に墨田区内の八広と文花で高齢者世帯の死亡が連続して報じられました。八広の高齢者親子のケースでは、81歳の母親と61歳の長男が死亡しており死後10日間経過、死因は冷蔵庫内に食べ物が何も無かった事から61歳の長男は餓死したものと新聞では報じて居ます。

母親も同じ時期に死亡したものと見られます。


このケースの場合、81歳の母親は介護保険の認定は無く、高齢者福祉サービスの利用なしと言う事ですので、死亡の直前まで元気でいらした事が伺われ、夫も妻も年金を受給されて居たそうですので生活が経済的に困窮していたとは考えにくい面がございます。

いずれにしても、この長男の死が母親の死を連鎖させてしまった可能性が高く、高齢者の家庭の置かれている状況も高齢者見守り相談室等で正確に把握し適切な対応を取れば防げた可能性がございます。


この悲劇は区長がすみだ北斎美術館の建設計画を強引に進め多額の税金を浪費し続けた結果、高齢者見守り相談室運営経費の予算は年間僅か1億6千万円で運営拠点も8箇所しかなく目が届かないからではないでしょうか。

現実には高齢者は増え続けて居るのに、これから目を背けて来たと言わざるを得ません。こうした事例は氷山の一角かも知れませんし、今の内に対策を講じておかないとこうした悲劇が繰り返される恐れがございます。

墨田区の区長である山﨑区長は東京スカイツリーだ、観光だと浮かれて居て良いのでしょうか。区長が浮かれて居る間にその陰では病気を抱えて居ても行政の目が届かないまま病気が進行して最後は餓死させてしまうと言う痛ましい結果を招いてしまったのではないでしょうか。

区長のこれまでの北斎美術館優先、観光偏重の施策の陰で取り残された人々が、日々の生活に困窮し病気に苦しみついに餓死者を出す結果となった事についてどの様にお考えになられ、人の命よりも北斎美術館が必要だと考えていらっしゃるのでしょうか。

第4番目の質問は、4月からの消費税の増税で多くの区民の皆様にとって北斎美術館どころではなく、日本の経済成長の減速が始まる事についてです。


2014 年1 月21 日にIMF(International Monetary Fund)国際通貨基金が公表した改定後の世界経済見通しによりますと、今年4月の消費税の増税による負の影響を相殺する為には一時的な財政刺激策が必要と見ており、2014 年の年間成長率は、その効果が持続することから概ね1.7%となり、その後2015 年には1%まで減速するだろうと述べております。

この影響は中小零細企業が大変多い墨田区に於いては区民の生活を直撃しかねません。

こうした場合は墨田区が有効な中小零細企業支援策を講じて救済措置を講ずる必要があると考えますが、債務負担行為の約27億円も含めますと総額約40億円近い資金がすみだ北斎美術館に使われてしまいますと、危機に瀕した区内の中小零細企業対策の為に有効な財源は平成27年度と平成28年度にはそれぞれいくら確保出来るのかお答え下さい。

第5番目の質問は、平成25年度墨田区一般会計予算に付された付帯決議について確認させていただきます。

新築工事費が増額される状況を鑑みても極めて意匠性の高い建物を建設しながら「管理運営費の更なる圧縮」がそもそも可能なのでしょうか。

もしも可能とおっしゃるなら具体的な数字を挙げる必要があると思います。平成24年9月20日に出された「すみだ北斎美術館」管理運営費の試算では開館1年目、開館2年目、開館5年目以降の試算に対して更なる圧縮が何パーセント可能なのか具体的な数字を挙げてお答え下さい。

第6番目の質問は、同付帯決議にある、「収入の増加に全力で取り組む」とは具体的にどの様に取り組むのか。

平成24年9月20日に出された「すみだ北斎美術館」管理運営費の試算に示された予想収入に対して何パーセントの収入の増加を目指して全力で取り組まれるのか具体的な数字をお示し下さい。

第7番目の質問は、同付帯決議に示された「まちづくりの効果を最大限に発揮」させる為にどの様な施策を行い、まちづくりの効果とはどの様な方法で区民が確認出来るのか、具体的にお示し下さい。

第8番目の質問は、同付帯決議に示されております「とりわけ区民の理解を得るため、全庁挙げてなお一層努力すること」とございますが、平成25年度段階で区民の理解を得られて居るのか、また、得られたならどの様な方法で得られたと確認されたのか具体的な根拠をお示し下さると共に、全庁挙げてなお一層努力した結果どの様な成果が得られたのか、具体的な根拠とその成果を誰もが納得出来るように計数的にお示し下さい。

第9番目の質問は、同付帯決議に示された内容が実現出来なかった場合誰がどの様にその責任をお取りになるのか、具体的にお示し下さい。

第10番目の質問は、墨田区北斎基金条例(案)についてです。第1条(設置の目的)の中に「すみだ北斎美術館の施設の整備及び運営に必要な資金」とございますが、余りにも漠然とした表現で具体性に乏しく何にでも使えてしまいそうに感じるのですが、「施設の整備及び運営に必要な資金」とは具体的に何を示し、何が除外されるのでしょうか。

例えばゆるキャラの作成やコスチューム作成費用は含まれるのか、イベントの運営費用はこれに含まれるのか、広告宣伝費には上限が無いのか、ミュージアムショップの赤字分はこの基金で補てんする事が可能なのかなど具体的にお答えください。

第11番目の質問は、同基金条例(案)第2条(積立て)についての第2項の一般会計歳入歳出予算で定める額とございますが、この定め方はどの様な方法でなされ、上限や下限の設定はどの様に行われるのか、また、何を目的にして基金を積み立て、その結果得られるものは何かを明らかにしていただきたい。

第12番目の質問は、同基金条例第3条(管理)についてです。「基金に属する現金は、金融機関への預金その他確実かつ有利な方法で保管しなければならない」とございますが、「預金その他確実かつ有利な方法」とは具体的に何を示すのか、金融機関はどの様に選定しペイオフに対する考え方は如何なるものなのか、現実問題として「確実かつ有利な方法」とはこの世の中に存在するのか、存在するならその金融商品を挙げ「確実かつ有利」とされるその根拠をお示し下さい。

第13番目の質問は、同基金条例第3条(管理)の第2項についてです。「基金に属する現金は、必要に応じ、最も確実かつ有利な有価証券に代えることができる」とされておりますが、「最も確実かつ有利な有価証券」とはこの世の中に存在するならどの様な有価証券なのか商品名を挙げて具体的にお示し下さい。

第14番目の質問は、同基金条例第4条(運用益金の処理)についてです。これには「基金の運用から生ずる収益は、予算に計上して、基金に繰り入れるものとする」とございますが、基金の運用には全く損をするリスクが存在しないものと定義されるのか。

また、仮に基金の運用から損失が生じた場合、その損失は誰が負担し、その責任は誰が取るのかお答え下さい。

第15番目の質問は、同基金条例第5条(繰替運用)についてご質問致します。これによりますと「区長は、財政上必要があるとき、基金に属する現金を歳計現金に繰り替えて運用することができる」とされておりますが、「財政上必要があるとき」とは、具体的にどの様な場合を想定しているのでしようか。


また、この条文を拝見致しますと、区長の裁量権で何でも出来てしまう恐れがございますが、ここで言う区長の裁量権の範囲を何処までと想定しているのかお示し下さい。

第16番目の質問は「すみだ北斎美術館」の整備に11億7千600万円を使わずに、幅員6メートル未満の道路に設置されている蛍光灯(20W×2)型の道路照明灯のLED化に使うべきではないかということです。

その数は区内で3,471本ございますが、平成26年度予算案にある道路照明灯のLED化の為の予算は、僅か1億円でしかもLED化されるのは435本に過ぎません。

しかしこれを行う事で、年間約13万Kwの消費電力を節約する事が可能で、年間の電気代を約1千500万円削減出来ますし、二酸化炭素(Co2)の排出量も年間280トン削減出来ます。


そこでこの計画を前倒しして、幅員6メートル未満の道路に設置されている道路照明灯3,471本全てをLED化すべきだと思います。平成26年度予算案の中の「省エネで、環境にやさしいまちづくりを進めます」と題された「道路照明のLED化」の予算1億円から逆算しますと、幅員6メートル未満の道路に設置されている蛍光灯型の道路照明灯を全てLED化するには約8億円あれば出来る事がわかります。

そこで北斎美術館の整備に11億7千600万円を使わずに、道路照明灯を全てLED化すれば、LEDの光度が初期の70%程度に低下するまで約4万時間とされ仮に1日あたりの点灯時間を10時間として、年間の稼働日数を365日とすると、10年間使用できる計算になり消費電力を10年間で約130万Kw節約する事が可能ですし、電気代は10年で約1億5千万円削減出来ます。

更に、二酸化炭素(㏇2)の排出量については10年間で2,800トンも削減出来ます。この量はイメージしにくいので東京ドームの体積で表しますと、墨田区内で約東京ドーム3.5個分のCO2を削減出来る事になります。


しかも、蛍光灯をLED灯に交換する工事ですから、墨田区内の電気屋さんや電設工事屋さんでも施工が可能です。この経済効果は大きく、複数の区内中小零細企業に請負契約で発注すれば約8億円が墨田区内の中小零細企業に流れます。

これは今年4月に消費税増税されますと個人消費は大きく落ち込む事が予想され、しかも消費税分を製品や販売価格に転嫁出来ない中小零細企業も多くこうした区内産業を守り活性化させる為にも思い切った公共事業が必要です。

これが本当の活きた税金の使い方ではないでしょうか。区長のご所見をお伺いいたします。

第17番目の質問は、すみだ北斎美術館に債務負担行為を含め総額約40億円の税金を使うなら、東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)の立体化にこの予算を振り向け、電車の往来が多く危険な東武伊勢崎線第2号踏切を無くし、踏切事故撲滅と、踏切を無くす事で地域の分断を無くし地域の一体化を図り、安全で安心なまちづくりを平成30年までに完了させるべきではないでしょうか。

この件についてはすみだ北斎美術館よりも公益性、緊急性、渋滞が緩和される事での経済性、観光客への配慮等を勘案しますとこちらを優先すべきだと思いますが、なぜ、北斎美術館を優先されるのかその理由をお聞かせ下さい。

第18番目の質問は、墨田区は「すみだ北斎美術館」の整備の目的として、「世界的に有名な絵師・葛飾北斎を区民の誇りとして永く顕彰する」としておりますが、これまでに北斎資料収集基金で取得した北斎資料についてですが。

その総額は約16億円を超える金額ですが、この大部分が長期にわたり展示もされずに保管庫に入れたままになっております。特に葛飾北斎の肉筆画で、1点が数千万円から1億円近い金額で購入されたものの多くが、殆ど展示された事が無いのは何故でしょうか。

本来ならば区民の財産であり、世界的に有名な絵師の葛飾北斎の肉筆なら人類の宝だと思います。

この存在を世界の人々に広く知らしめ世界中に情報発信する為には、庁舎内のリバーサイドギャラリーやホールを活用して「葛飾北斎大肉筆展」を行い、その存在を世界に発信すべきではないでしょうか。

また、行政財産の効率的な運用と言う観点や区民の理解を得るためにも、これまでに墨田区が取得した全ての肉筆を一刻も早く展示すべきだと思います。

本年度の予算案にも北斎に関する情報発信で約1千600万円の予算が計上され、展覧会事業等に約2千200万円が計上され開館後の円滑な事業実施に向けた準備をするということならば、机上の空論では無く積極的に展示する実践訓練の必要があると思います。

そこで区長に質問ですが、これまでに知られていない葛飾北斎の肉筆や門人の肉筆を平成26年度に全て展示公開する展覧会を実施してその存在を世界に宣伝してはいかがでしょうか。

これと同時に、葛飾北斎の作品を所蔵する事で世界的に有名な米国のボストン美術館やホノルル美術館、フランスのギメ東洋美術館の葛飾北斎の研究者の皆さんを呼び、「葛飾北斎生誕の地世界会議」を実施して広く全世界に情報発信すべきだと思いますが、区長の実施への意気込みをお伺い致します。

第19番目の質問は、墨田区は「すみだ北斎美術館」の整備の目的として、「区ゆかりの世界的に有名な絵師」を永く顕彰するとしていますが、その前提として、葛飾北斎生誕の地を正確に特定しその場所に碑を建立する必要があるはずです。

また、葛飾北斎はその生涯で93回も転居を繰り返したと伝えられますので、それぞれの年代毎に区内の転居場所を特定し、「葛飾北斎居住の地」を示す道標を建て、これらを地図に記載すれば「葛飾北斎転居めぐりのまち歩き地図」が作れると思います。

現在の墨田区の行って居る事は多額の予算を浪費するだけに見えますので、こうした内容の充実を急ぐべきだと思います。

また、より多くの区民の皆様に、葛飾北斎は身近な場所に住んでいたという事に親しみを持っていただく為にも重要だと思います。これに対する区長のお考えと、これが実現可能なのかについてもお伺い致します。

第20番目の質問は、墨田区が計画している「すみだ北斎美術館」内のミユージアムショップについてです。建築図面を拝見致しますと採算が取れそうな面積が確保出来るとは思えませんが、これに対する具体的な事業計画があるならお示し下さい。また、まだ無いなら具体的な事業計画は何時頃までにご提示いただけるのかお答え下さい。

私からの質問は以上の僅か20問ですので1問づつ番号を述べて具体的かつ明確なご答弁をお願い致します。ご清聴ありがとうございました。

[exclamation]これは事実ですのではっきりと述べさせて戴きますが、私の発言中無責任な野次を飛ばし、発言を妨害した議員がおり、議長が静止したにも関らずこれを止めなかった議員の会派と実名を公開させていただきます。

この行為は区議会会議規則第12章「規律」にございます第100条(議事妨害の禁止)「何人も会議中は。みだりに発言し、騒ぎその他議事の妨害となる言動をしてはならない」と定められており、議会制民主主義の根幹を成す議会の規律を乱す卑劣な行為ではないでしょうか。

この不用意発言の内容は「そんな予算が無い」とか「制度上出来ない」等の無責任な野次が何度も飛ばされましたが、本来は区民の為に予算を作らせるのが議員の仕事であり、誤った制度を変えるのが議員の仕事ではないでしょうか。

議事妨害をした議員は自民党会派では、瀧澤良仁議員、田中邦友議員、西原文隆議員、坂下修議員、地域連合すみだのきずなの田中さとし議員、お行儀が悪い方々の合計は僅か5名でした。

そもそも言いたい事があるなら、卑劣な行いはせずに議会の壇上で発言通告を行い堂々とやるべきではないでしょうか。

しかも、平成26年第一回区議会定例会でも質問者が少なすぎて予定されて居た3間から2日間に短縮されています。

野次の内容を分析しますと「できない」と言う内容が多く、冷静に考えますと「できない」のはこれまでやって来なかったから出来ないのであって、「できる様に変える」のが本来の議員の仕事ではないでしょうか。

やはり墨田区を役人主導の政治にこれまでして来た事は問題で、本来は区民の皆様が主役でありご主人様の筈です。

しかし、その声に耳を傾けず「できない」と言う一言で区民の声を一蹴し、区長の意のままにして来た墨田区の区議会議員の姿がここに見えて来るのではないでしょうか。

それにしても区長の答弁もひどいもので、北斎美術館に40億円使われている問題については墨田区が実質的に負担する金額は7億7千万円で残りは国からの補助金だからいい様な事を述べておりますが、建設後の維持管理費については一切触れませんでした。

無能な政治家は国からの補助金だから良いと考えるかも知れませんが、こうした補助金とセットで天下りを受け入れざるを得なかったり、建設後の維持管理は建物が存在する限り負担させられますから結果的に高い買い物になります。

北斎の肉筆も「美術館が開館するまで展示出来ないと」予想通りの答弁でした。

これは恐らく美術館が開館しても展示出来ない程お粗末な資料を多数取得して居るを知っているのではないかと感じさせる答弁ではないでしょうか。

不用意発言の瀧澤議員の野次では「美術館に賛成なのか」と言う野次が飛ばされましたが、言葉の脈絡すら読み取れない方が議員なのかと思いますと寂寥感を感じざるを得ません。

街路灯のLED化で区内の中小零細企業対策を行う問題も、これには直接触れず分野毎に予算を配分する必用があると言う内容の事を言われたと思います。

しかし、消費税増税で冷え切った地元経済対策に美術館の予算を削る事は可能なのにこれをしない事を明言して居ます。

ここから区長は、地元の中小零細企業対策には殆ど関心が無い事が分かりますし、美術館新築に賛成する議員は地元の中小零細企業やその従業員の厳しい状況が殆ど理解出来て居ない事がお解りになるのではないでしょうか。


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