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もうすぐ100年!両国公会堂を守ろう!第5話 13年放置されても綺麗なホール内の姿 [もうすぐ100年!史的建造物両国公会堂を守ろう!]

20140415-1.jpg[カメラ]昨日に引き続き両国公会堂の内部をご案内しましょう。

昨日は舞台下手側のプロセニアム・アーチの所で終わって居ましたのでその続きをご覧ください。

実際には内部の電源は全て13年前に切断されて居ますので真っ暗ですので、作業服にライト付きのヘルメットを着用してまるで炭鉱の中に入る作業員の様な装備で入りました。

この撮影も強力なフラッシュを焚いての撮影です。

20140415-2.jpg[カメラ]公会堂のステージから観客席を写したものですが、13年も経過しても座席シートは当時のままで直ぐに使えそうな感じでした。

1階席と2階席を合わせると約800席程の座席があり当時を知る私には懐かしさが込み上げて参ります。

東京空襲でも焼けませんでしたので戦後は米軍(GHQ)が接収し進駐軍の保養娯楽施設として使われ様々なショーが行われたそうです。

20140415-3.jpg[カメラ]プロセニアム・アーチの上の方を見ますと舞台の照明設備やビロード製の舞台幕が見えます。

20140415-4.jpg[カメラ]大正15年に建設されてから大変多くの舞台公演が行われましたが、平成13年4月午後1時に電源が落とされ止まったままの時計とその時の状態をまるでタイムカプセルの様に保って居ます。

20140415-5.jpg[カメラ]座席も床の赤い絨毯も当時のままで、閉鎖後13年と言う時間の割には埃が少なく活用しようと思えば直ぐに活用出来ると思います。

お役人の論理では壊されてしまいますが、やはりしっかりした建物ですし墨田区には大正時代に作られた建物で現存するものは極めて少ないので保存し活用すべきだと思います。

世界的に有名なパリのオペラ座ですら戦争等で廃墟同然の時代がありましたが、紆余曲折を経て現在の様な豪華絢爛なオペラ座に生まれ変わって居ます。

やはり両国公会堂もそれなりに手を加えれば直ぐに復活出来ると思いますし、現在この規模のホールは使いたい団体がかなり居ますので潜在需要は高いと思います。

直ぐ近くの江戸東京博物館内にホールがありますが約300席しか無くホールとしては中途半端で実は使い勝手が良くありませせん。

またトリフォニーホールは2千席もあるので大き過ぎて観客動員が難しい上にコストがかかり過ぎるので中々使えないのが実情です。

墨田区は芸術だとか文化を強調しますが、芸術とは何か文化とは何かというその本質を理解していないお役人がこれを大義名分にして天下り先確保の為に無駄なハコモノを作るのですから情けなくなります。

それ以上に情けないのがこうした議案に全て賛成する議員で、いったい誰の為の議員なのでしょうか。


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