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墨田区の局地的な集中豪雨対策はどうなって居るのか?対策が追付かない危険な実態 [各種問題]

20140416-3.jpg[カメラ]墨田区洪水・都市型水害ハザードマップによると大雨で荒川が氾濫した場合墨田区のほぼ9割が水没してしまう危険がある事がこのマップからわかります。

地図中の濃い水色の部分では5メートル(二階建ての軒下までつつかる程度)まで水が押寄せて来る危険があります。

東京スカイツリーの展望台へ上がった方なら気付かれたかも知れませんが墨田区は四方を水で囲まれまるで水の上に浮いている様な印象を持たれた方も多いのではないでしょうか。

荒川が氾濫すると言う最悪の事態だけでは無く、最近局地的な集中豪雨が多くなっておりますのでこの対策はどうなっているのか考えてみましょう。

20140416-1.jpg20140416-2.jpg[カメラ]この図面は東京都の下水道局が発表した平成26年度局地的な集中豪雨による都市型水害に対応する為に、京島、文化、立花地区内に雨水幹線を新設しようと計画している図面です。

この図面から分かる事は、墨田区の北部地区には既存の雨水幹線は整備されて居ない事を示すものですし、この事業も今年の9月から着手して完成予定が平成29年10月です。

しかしながらこれが完成したとしても管径2.4~3メートルで長さが2キロメートルのチューブの中に一時的蓄えられる雨水の量は局地的な集中豪雨を吸収出来るのかはとても充分とは思えません。

更に点線で示される雨水幹線の計画はあるようですが、オリンピック絡みの多額の投資が必要な東京都の財政状況ではいつ完成するのかは全く目途が立っていないのが実情です。

京島、文化、立花地区内では局地的な集中豪雨が発生した場合は警戒を怠らない事と、万一の場合に備えて近くの安全な高い建物やマンション等に避難出来る様な対策を立てる必要があります。

墨田区では長い間洪水等の被害がございませんでしたが、災害を忘れた時に本当に恐ろしい災害が起こる事を忘れてはなりません。


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