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平成26年度予算特別委員会で区議会自民党の提出した付帯決議の内容を検証する! [墨田区議会自由民主党の実像を見よう]

20140613-1.jpg[カメラ]平成26年度の新築工事契約だけも22億2千万円、同空調設備工事契約2億7千万円、同電気設備工事契約2億6千万円、同展示設営物製造契約5億3千万円の合計32億8千万円と言う莫大な税金がご覧の常設展の展示スペースに使われると言っても過言ではありません。

余りにも無駄が多過ぎて待機児童対策等他の重要な施策に回すべきお金が消えてしまう程呆れた支出ではないでしょうか。

12日の区議会本会議での一般質問で度々登場するすみだ北斎美術館ですが、平成26年度予算特別委員会で区議会自民党の提出した付帯決議はやはりポーズに過ぎない事が区長の答弁から見えて来ました。

それは区長は平成26年予算委員会で寄付金を5億円集めると言って予算委員会の承認の取り付けた訳ですが、この日の答弁では議決後でなければ寄付金の状況は知らせる事が出来ないと述べました。

この答弁に対して付帯決議を付けた自民党が無反応な上に異議を述べないので何かおかしいと思いました。

そこで、平成26年度予算特別委員会で区議会自民党の提出した付帯決議の内容を検証してみましょう。

すみだ北斎美術館について先ず寄付金について以下の様に定めて居ます。

(1)寄付金について
そもそもすみだ北斎美術館の建設には、区民の中にもまた区議会の中にも賛否両論があり、財政負担への影響を最小限にするために私たちは寄付金を集めることを求めた。このことを区長は重く受け止めるべきである。

この観点から、区長が区議会で言明した北斎美術館建設にあたっての5億円の寄付金を開館までに行うよう求める。同時にこの5億円の寄付金について、今定例会中に、区長は歳入補正し補正予算案を提出することを求める。

また、寄付金の収納状況について、①寄付金の募集及び応募件数、②実際の収納状況について、平成26年度から開館まで、各月別に各定例会ごとに区議会に報告することを求める。

寄付金5億円の根拠は、未だ漠たるものとなっており、苦渋の決断で予算案には賛成するものの、平成26年第二回定例会までに、①寄付金募集の主体となる寄付金募集委員会の構成員や、②寄付金募集にあたっての月別目標額、③募集対象者等を明記した、事業計画を区議会に提出することを求める。

と定めておりますが、「財政負担への影響を最小限にするために私たちは寄付金を集めることを求めた」と言いながら当初11億円だったものが新築工事費は22億円と倍増して居て何が「最小限にするため」なのでしょうか。

更に「5億円の寄付金」でも増額分の約11億円の半分にも満たない金額です。

その期限は「5億円の寄付金を開館までに」と書かれている事にご注目下さい。

この段階で着工を認めて居るのと同じで、「苦渋の決断で予算案には賛成するものの」と言う言葉は単なるポーズに過ぎない事がお解りになるのではないでしょうか。

つまり工事が完成してしまえば仮にこの段階で寄付が集まらなくても後の祭りで、建物の完成と言う既成事実が出来上がり後はどうにでもなると言う筋書きが見えて来ます。

寄付金の収納状況については「平成26年度から開館まで、各月別に各定例会ごとに区議会に報告すること」とされておりますが、既に4月から平成26年度に入って居ますがまだ一度も報告はありません。

「平成26年第二回定例会までに、①寄付金募集の主体となる寄付金募集委員会の構成員や、②寄付金募集にあたっての月別目標額、③募集対象者等を明記した、事業計画を区議会に提出すること」とございます。

しかし、これら全ての内容は実際に集まった金額には一切触れておりませんから、いくらでも作文が可能です。

そもそも目標額があっても達成されなければ意味がありませんし、いくら募集対象者が書かれて居ても応募して貰わなければ同じではないでしょうか。

冷静に考えますとそもそも完成ありきの内容ですし、結果的に意味の無い事をうやうやしく書いただけで、区民不在としか言い様が無い気が致します。

[演劇]6月15日の日曜日、午後1時から放送されるTBSテレビ「噂の東京マガジン」の噂の現場で山﨑区長が建設を強引に進める北斎美術館問題が放送されますので是非ご覧ください。


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