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平成26年度東富士総合火力演習に見る自衛隊の実力!防衛計画大綱で減る陸自の姿 [日本の領土を後世に残せるのか?]

20140820-1.jpg[カメラ]74式戦車が砲弾を発射した瞬間を写したものですが、通信システムや装甲性能、最高速度、装填が手動で世界的に見ると3世代も前の古い戦車なのです。

2世代前の90式(キュウマル)ではこうした点が改善されましたが、車重が50トンにもなり日本の道路や橋脚がこうした重さに耐えられる様に作られて居ない事や輸送上の問題が指摘されている様です。

最新の自衛隊の戦車は10式(ヒトマル)でこれが出来てやっと世界の最高レベルの戦車の仲間入りが出来ましたが問題は価格で1台約10億円と高額な為に平成26年現在で66台しかありません。

戦車の数も2005年3月現在では980両でしたが、防衛計画の大綱の平成17年以降では、600両程度まで削減することになってしまい地上戦では1億2700万人の国民を守れるのか疑問を感じざるを得ません。

20140820-2.jpg[カメラ]これは92式地雷原処理車がロケット弾を発射した瞬間です。

20140820-3.jpg[カメラ]ロケット弾からワイヤーが出て居る事がご覧になれると思いますが、地雷原処理用ロケット弾内には、ワイヤーで数珠繋ぎにされた26個の爆薬(導爆索)が収納されて居て空中で末端部のパラシュートが開きます。

パラシュートよりロケット内に収納された数珠繋ぎに連結された爆薬がに引き出され、縦一列に地雷原上に落下しすると同時に26個の爆薬が起爆して付近に埋設された地雷が爆破処理され地雷原内に車両が通行可能な通路を確保します。

20140820-4.jpg[カメラ]10式戦車にはC4Iシステムが装備され、部隊の指揮・統制および戦術情報の共有を目的とした通信システムを持ち、GPS情報で自隊の位置を常に上級司令部に知らせ、また、接触した敵のすべての情報を送信し各部隊が情報を共有し連携して作戦を遂行します。

20140820-5.jpg[カメラ]これは戦闘ヘリで先端の指揮ヘリのローターの上に丸い円盤の様なものがあります。

これがロングボウ・レーダーなら360度の探索能力を有しアローヘッドなら新世代の赤外線センサーと高解像度の画像を得られるカメラを有し、熱感知システムにより夜陰に紛れて活動する敵の動きも的確に捉える事が出来ます。

戦闘も昔の戦争とは大きく異なり先端技術の戦いへと変わって来ている訳ですが、陸上自衛隊の戦力面で投入できる戦車や戦闘ヘリ等の航空機群の数の少なさで、軍拡を進める周辺諸国を考えますと充実の必要性を感じます。

最近集団的自衛権論争で自衛隊の同盟国への派遣の危険性を言われる方がおりますが、陸上自衛隊の戦力や装備を見ますと海外派遣等そもそも出来る状況では無い事が分かります。

こうした背景には、大東亜戦争の苦い経験から日本の本土では戦闘を行わないで済む様にその周辺海域や空で食い止めると言う戦略がある様です。

しかしながら南北に長い我が国は支那大陸を覆う様な位置にございますので、我が国の海軍力や空軍力で守り切れるのか、弾道ミサイルが大量に発射されたら迎撃出来るのか真面目に防衛を議論すべきではないでしょうか。


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