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決算特別委員会最終日の意見開陳で見る何でもシャンシャンと決まる実情! [墨田区議会]

20141020-1.jpg[カメラ]7日決算特別委員会最終日には意見開陳が行われ各派の代表者が審査の結果について意見を述べる訳ですが、墨田区の負債総額は連結で715億円で25万人居る区民1人当たり28万6千円の借金と言う結果でした。

中でも恐ろしいのが、特別区債(公債)の残高で公共資産合計では連結ベースで9,859億800万円でほぼ1兆円に達して居ます。

国の借金が1,000兆円と言われておりますのでその千分の1が墨田区が持って居る事になります。

この事は大規模な災害が発生した場合等に緊急で使えるお金が殆ど無く、万一の場合使える金額は区民1人当たり3万円程度しかありません。

意見開陳でこうした現状を理解されていないのかシャンシャンと認定が出されました。

この事は会派別の意見開陳の時間で知る事が出来ると思いますので会派別の意見開陳の時間をご覧下さい。

みんなの党:井上ノエミ委員:4分、「認定」

民主クラブ:あべきみこ委員:4分、「認定」

地域連合「すみだの絆」:西村孝幸委員:3分、「認定」

日本共産党墨田区議団:西恭三郎委員:13分、「不認定」

墨田区議会公明党:とも宣子委員:9分、「認定」

墨田区議会自民党:中沢えみり委員:10分、「認定」

長期に渡り墨田区の財政の負担になる事が予想されるすみだ北斎美術館の建設工事を含む決算なのですが、シャンシャンと「認定」された事がこの意見開陳の時間から読取れるのではないでしょうか。

墨田オンブズマンの私は、今回決算特別委員会の委員ではありませんのでここで意見を述べる事は出来ませんが次の第4回定例会ではすみだ北斎美術館の建設工事費が含まれる一般会計歳入歳出決算は「不認定」とし、反対討論を行います。

墨田区の財政状況や各会派の議員がどの様な評決態度を取って居るのかを知る事が政治を良くする為には大変重要な問題です。

お役人の議案何でも賛成して居るだけなら決算書を精査する必要もありませんし、反対理由を述べる必用もございませんのでただ居るだけで実は何とかなってしまうのが官僚主導の議会の仕組みです。

これが民意を代表する筈の議員のお仕事でいいのでしょうか。


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